観光は”訪れる”から”関わる”へ。第24回「神戸のまちの魅力を考える会」開催

観光は”訪れる”から”関わる”へ。第24回「神戸のまちの魅力を考える会」開催

公開日:2026年8月18日

神戸のまちの魅力を考える会1

人間社会学部観光学科山川拓也准教授がコーディネーターを務めた第24回「神戸のまちの魅力を考える会」が、7月31日(金)に開催されました。

今回のテーマは、「地域を訪れる人」を増やすだけではなく、「地域に関わり続ける人」をどう育てるか。交野おりひめ大学学長の井上哲也氏を講師に迎え、市民主体で地域づくりに取り組む「交野おりひめ大学」を事例に、新しい観光のあり方について考えました。

「体験」が地域とのつながりを生む

「あなたの『やりたい!』を実現する箱(プラットフォーム)」を理念に掲げ、年齢や居住地を問わず誰もが参加できる市民大学として運営されている交野おりひめ大学。
多彩な学科・プロジェクトでの「体験」を重視した活動を通じて、地域資源の発掘や地域課題の解決に向けて取り組んでいます。

単なる消費者ではなく地域の担い手となっていく仕組みの構築や、市民活動を地域のブランド・事業へと発展させているといった事例を通して、地域の新たな価値創造のプラットフォームとして市民大学が機能していることが紹介されました。

神戸のまちの魅力を考える会2

「関係人口」という新しい観光の形

従来の観光で重視されてきたのは、単発的に地域を訪れて消費行動をおこなう「交流人口」の拡大。一方、約160名の学科生が在籍している交野おりひめ大学では、3~4割が交野市外からの参加者となっており、遠方からも継続的にリピート参加する人がいるなど、「関係人口」が形成されているといえます。
地域へ繰り返し訪れる人々が自然に生まれ、その活動が新たな事業や地域ブランドへと発展していく。交野おりひめ大学の事例は地域の内外を問わず、地域に関わり続ける人が集まる「プラットフォームとしての市民大学」そのものが、新たな観光資源になり得ることを示していました。

「人が地域に関わり続ける仕組み」そのものが地域の魅力となる。
神戸においても「関係人口」を育む新たな地域づくりや観光のあり方を考えるうえで、多くの気づきを得る機会となりました。

研究 新着記事

研究一覧を見る

資料請求

デジタルブック

ページトップ

ページトップ