学生寮で‟お正月”をテーマに異文化交流! 他国のおせち料理やお餅に舌鼓
公開日:2020年1月10日
国際交流施設学生寮【RYUTOPIA】で1月8日(水)、お正月イベントが開催されました。
昨年は、杵と臼を使ってみんなで餅つき大会を行いましたが、今年は『振る舞い餅』。ということで、日本人の寮生たちが餅つき機でお餅をつき、『きな粉餅』と『あんこ餅』の2種類を手作り。寮生たちに振る舞いました。
一方、寮に住む留学生たちは、自国のお正月料理や代表的な逸品でおもてなし。ベトナム全地域でお正月に食べられている『カインスーオン』。スペアリブやにんじん、じゃがいもなどとヌクマン(魚ソース)を煮詰めて作るスープで、健康にとてもいいそう。ほかにも、麺や豚肉、きくらげなどを包んだベトナム揚げ春巻き『チャーヨー』や、干しエビ・大・中華ベーコンなどを混ぜて蒸しあげた、香港飲茶の代表的な料理『ローバーゴ』(日本の大根餅)などを、手際よく作っていました。
日本人の寮生たちは、他国の料理に興味深々。説明を読みながら、次々頬張っていました。留学生たちも、日本ならではのお餅の味や食感に舌鼓を打っていました。また、母国のお正月料理に笑顔がこぼれるシーンも。お正月を日本で過ごした留学生たちにとっては、心安らぐうれしい時間になったのではないでしょうか。
それぞれの国の料理を堪能した後は、和室に移動。日本の伝統的なお正月の遊びに興じました。女性陣は、目隠しをして顔のパーツを的確に配置していく『福笑い』を。男性陣は日本地図でのおつかい旅行『すごろく』を、ともに楽しみました。また、コマやけん玉にも挑戦した留学生たち。日本人学生からコツを教わると、意外にもすんなり成功し、大喜び!
その後は、施設中央部のピロティで、羽子板に挑戦。初体験でありながら、回数を重ねるごとにめきめき上達していきました。また、『失敗したら墨で顔に落書き』を取り入れると、最後は顔中真っ黒に!
留学生はもちろん、日本人学生にとっても、こういったお正月遊びに興じるのは初めて。とても新鮮だったようで、みんな笑顔に溢れていました。
例年は、寮生以外の学生もたくさん参加してくれる、お正月イベント。この日は警報発令により休講だったため、参加者は寮生のみ。しかし、少人数だったことで、逆により濃い時間を過ごすことができたようです。
このイベントは、寮生の有志団体『RPG』が中心となって企画したもの。
国際交流施設学生寮【RYUTOPIA】では、1年を通してさまざまな学生たちの交流イベントが開催されており、今後も継続的に実施していく予定です。