ポートピアホテルを支える‟想い”と‟マーケティング”を体感！
公開日：2020年2月27日
2月25日（火）からはじまった『キャリアップセミナー（ホテル・ブライダル）』。
4日間にわたり行われるプログラムの2日目となった2月26日（水）は、ポートピアホテルへ赴き、総支配人とマーケティング室長からホテルの概要や組織体系、またホテルにおけるマーケティングについてのお話をお聞きしました。
宿泊やブライダルはもちろん、昨今は『MICE』に注力している神戸のシンボル・ポートピアホテル。同ホテルで2019年4月から取締役総支配人を務める伊藤剛氏は冒頭で、これから社会へ出る学生たちへ『仕事に大切なメリハリ』について話されました。仕事だけでなく、プライベートでの趣味など、リフレッシュタイムを充実させることも仕事には必要なことだ、と。そのうえで、ホテルの総支配人という立場から、学生たちへ以下のようなお話しをされました。
総支配人として心がけている5つのこと
- 伝える（ビジョン・ブランドコンセプト・1週間の約束＝ゴールの共有）
- 自分の未熟さを知る（謙虚さ）
- 聴く（意見を引き出す）
- 正しいことをする（倫理観・ガバナンス）
- 止めることを決める（決断力・覚悟）
学生たちへのメッセージ
- 将来の夢（目標）を持つ
仕事をするうえで目標は必要。目標があるから“工夫”が生まれます
今から将来の夢や目標について考え、見つけることで、仕事をはじめたとき生かされます - 自分に投資する
自分自身の財産を作るために、 時間がある今だからできる体験・経験をしてください
それが、将来仕事をしていくなかで必ず自分に返ってきます
お金を貯蓄しても自分自身の財産は増えません。見聞を広げるための自己投資をしましょう - 友だちは多いほど良い
社会に出れば、気の合う人ばかりと一緒に仕事ができるわけではありません
自分とはタイプの違ういろいろな人と関わり、対応できる力を身につけましょう - まず一歩踏み出す
新しいことをはじめるとき、未来への不安から踏み出さない人が多いように思います
世の中のほとんどのことは、やってみないとわからないことばかり
失敗を恐れるより、まず一歩踏み出してみてください
失敗から学ぶことは多いものです - 自分を信じる
自信とは、自分を信じると書きます。これはなかなか難しいことではあります
しかし、自分で考えて決めたことであれば、あとは自分を信じてまっすぐ進むだけです
そして、講義の締めに話されたのは、『笑顔』『ホスピタリティマインド』『謙虚』『協力的』などのキーワードをもとにした、ホテルが求める人財像について。学生たちは、一言一言を聞き洩らさないよう一生懸命メモを取っていました。また、最後の質疑応答でも、ホテルの仕事や自身が感じた疑問などについて、積極的に質問する姿が見られました。
続いては、吉備由佳営業本部マーケティング室長による『ホテルにおけるマーケティング』についてのお話をお聞きしました。
ブランディング、マーケティングの基本を、学生に馴染みのある企業・ブランドの事例をもとに、ときに実践を交えながら、わかりやすく解説。一方的に話すだけではなく、学生たちに質問したり意見を求めたり、積極的にディスカッションを図られていました。
基本的なことをしっかり踏まえたうえで、『ホテルにおけるマーケティング』とはどういうものかの話が展開されたため、学生たちもより深く理解・納得できたようです。
パワフルさとユーモアを兼ね備えた吉備氏の抜群のトーク力のおかげで、あっという間に1時間半の講義は終了。終始笑いの絶えない、楽しい学びの時間となりました。
その後は、全員で館内見学へ向かいました。
ブライダルには欠かせないチャペル、神戸の街を海から一望できる31階のフレンチレストラン、国際会議も行われるホテルには珍しい1000人規模のホールなど、説明を交えながら案内していただきました。また、通常は入ることのできないバックヤード、さらには皇族の方などが宿泊されるVIP客室（撮影禁止）も見学。
特に、31階のレストランからの眺望とVIP客室の豪華さに、学生たちからは感嘆の声が上がっていました。
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