試行錯誤しながらつくりあげた、初の『オンラインキャンパスウェディング』挙行!

試行錯誤しながらつくりあげた、初の『オンラインキャンパスウェディング』挙行!

公開日:2020年8月31日

キャンパスウェディング

8月23日(日)、オンラインでの『キャンパスウェディング』を執り行いました。

当日朝、いよいよ迎える本番とあって、緊張した面持ちで会場入りした学生たち。会場の設営や式の流れなどの最終調整を行いながら、新郎新婦の到着を待ちました。

キャンパスウェディング

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『キャンパスウェディング』とは、本学独自の人材育成プログラムである『キャリアアップセミナー(ブライダル)』の一環として、カップルの募集から結婚式のプロデュースまで、すべてを学生たち自身で行うもの。

今年は、新型コロナウイルスの感染拡大により、一時は中止も考えました。しかし、指導教員である石橋仁美特任教授の「コロナ禍の状況だからこそできることを考え、こういう状況を経験として生かしていってほしい」との思いから、『オンラインキャンパスウェディング』という新たなカタチでの実施を決断。予定より2カ月遅れでスタートしました。

キャンパスウェディング

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そして迎えた8月23日(日)。オンラインオープンキャンパス本番。お天気にも恵まれ、会場となったセミナールームにはきらきらと光が差し込み、その雰囲気はまるで本当のゲストルームのよう。Zoomでの参列となった新郎新婦のご親族やご友人、3カ月間懸命に取り組んできた学生たち、本学の教職員が見守るなか、挙式ははじまりました。

キャンパスウェディング

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参列者には事前に、式のテーマであるひまわりと黄色いメッセージカードを配布。拍手の代わりに、画面に向けてひまわりを振ってもらったりメッセージカードを提示してもらうようにしました。また、 結婚証明書をアクリルボードで作成し、アスリートがカメラレンズにするようにそこにサインをしてもらったり、さまざまなカラーサンドをひとつの容器に入れ、世界にひとつだけのオリジナルサンドアートを完成させる『サンドセレモニー』を行ったり。『オンラインゆえの問題』、『オンラインだからこその特性』、それらを考慮した演出で結婚式をプロデュース。

式前半は、緊張からか表情が硬かった新郎新婦と学生たちですが、時間とともに少しずつ和らいでいき、最後のフラワーシャワーではとびきり素敵な笑顔に。

キャンパスウェディング

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初めての挑戦となった『オンラインキャンパスウェディング』でしたが、新郎新婦のお二人をはじめ、ご親族やご友人、皆さんに喜んでいただくことができました。そうして、人に喜んでもらうことが自分の喜びになることを体感した学生たち。一様に、「ものすごくいい経験をさせてもらった」「参加して本当に良かった」と、興奮気味に話す姿には達成感がにじんでいました。

6回の講義のうち、メンバー全員で顔を合わせ、対面でのミーティングやリハーサルができたのは、わずか2回。新郎新婦のお二人と直接顔を合わせたのも本番の約1週間前でした。オンラインでのウェディングという初めての挑戦にすべてが手探り状態なうえ、時間も環境も制限が多い状況で、モチベーションを維持することは難しかったと思います。しかし、そのなかでできることを自発的に考え、積極的に意見を出し合いながら、お二人に喜んでもらえる結婚式にするため、前向きに、明るく、取り組んできた学生たち。

キャンパスウェディング

対面での準備ができるようになった最後の数週間でどんどん変わっていった、全員の表情や言動。今回の経験を通して、さまざまなことを学び、大きく成長したようです。

学生のコメント

リーダー:岡部奈鶴女さん(人間社会学部観光学科3年)

岡部奈鶴女さん(人間社会学部観光学科3年)

「何度もリハーサルを行いましたが、本番は感動の大きさがはるかに違いました。連絡はすべてLINE、実際に集まれたのも今日を入れて3回。そのなかで、リーダーとしてみんなをまとめていく難しさ、プランナーの仕事の楽しさと大変さを痛感し、何回もくじけそうになりました。でも今は、この達成感をまた味わいたいなと思います。今回参加したこと、リーダーをやったこと、とてもいい経験になりました。最初はやるつもりがなかったリーダーに挑戦させてくださった石橋先生、こんな優柔不断なリーダーについてきてくれたみんなに感謝です」

サブリーダー:川瀬忍さん(人間社会学部観光学科3年)

川瀬忍さん(人間社会学部観光学科3年)

「最後まで何事もなく、無事に結婚式を成功させることができて本当によかったです。リーダーをサポートしながら、周りのメンバーにも動いてもらって、『学内でのリアル結婚式+オンライン参加』という難しいことに取り組み、みんなに喜んでもらえるものを作り上げられたこと。この数ヶ月の経験を通して自分に自信がつきました。今回のオンライン結婚式での経験は、自分にとっての強みになっていくと思います」

司会:道上紗都さん(人間社会学部観光学科3年)

道上紗都さん(人間社会学部観光学科3年)

「授業での模擬結婚式、大学のオンライン入学式、オープンキャンパスなどで司会をさせてもらってきましたが、今回の結婚式は全然違う緊張感がありました。司会である私のテンションで全体の雰囲気が変わってしまうので、こういう状況ということでテーマに掲げた“ひまわり”のような明るさを声で表現することを意識しました。正しいイントネーションや新郎新婦の動きに合わせた間の取り方には苦戦しましたが、人前で話すことのコツと難しさを知り、全体を見ながら話す大事さを学びました。その場の雰囲気や状況に合わせて臨機応変に判断・対応する力が身についたと思います」

カメラ・ビデオ班リーダー:八村大輝さん(中央・商学部経営学科3年)

八村大輝さん(中央・商学部経営学科3年)

「学生が一から結婚式を作るということで、正直不安がありましたが、皆さんに喜んでいただけて今はホッとしています。と同時に、これまで未知の世界だったブライダルの仕事の面白さを感じました。どうしたら喜んでくれるのか? をものすごく考えて、みんなでアイデアを出し合い、それを形にしていく今回の経験を通して、人を喜ばせる力がすごくついたと思います。人を喜ばせることは自分自身も嬉しいんだな、人を喜ばせることは素晴らしいことだな、と再確認することができたので、本当に参加してよかったです」

人間社会学部観光学科・石橋仁美特任教授

石橋仁美特任教授

「コロナ禍で中止もやむを得ないというなか、大学の協力をいただき、今日の日を迎えることができました。学生たちも実際に顔を合わせて打ち合わせができない状況で頑張ってきて、今日が一番よかったです。本番約1週間前、初めて新郎新婦と実際にお会いしたことで学生の表情が変わったのを見て、もう少し早くこういう環境を作ることができれば、と。ただ、今のこの状況でできる、最大・最高のことができたと思っています。実施できるかどうか不確定な状況のなか、学生たちは本当によくやってくれました。そして何より、応募してくださった新郎新婦のお二人に、心より感謝しています」

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