今年度も『留学生就職ガイダンス』で日本での就活を全力サポート!
公開日:2023年1月18日
20の国と地域から約800名の留学生が学んでいる本学。日本での就職を希望する留学生のため、就職部ではさまざまなプログラムやイベントを用意し、サポートを行っています。
Program1:『日本の就職活動』について
10月4日(火)には、今年度の『留学生就職ガイダンス』がスタート。全8回に渡って、日本での就職活動のイロハについて学んでいきます。初回となったこの日は、中国、ベトナム、台湾、インドネシアなどからの留学生約35名が参加しました。
就職部職員から今後の就職支援イベント等について紹介した後、留学生の就職支援などを行っているユニ・ダイバース合同会社代表の香川愁吾氏による『日本の就職活動』についての講義を行いました。
香川氏は、外国人留学生の日本での就職状況や実際どのような会社に就職しているのか、さらには日本企業が外国人留学生に求めていること、などを具体的に説明。最後に、日本で就職するためには「早めに就職活動をはじめることが大事」と話しました。
参加した留学生たちは3年生が中心ですが、この日の話を聞いて早めの準備の重要性を痛感した様子。今後は、そのために“今からやるべきこと”について、ひとつずつ学び、実践していきます。第2回は、外国人留学生を採用している業界・企業研究、卒業後の在留資格について学んでいきます。
Program2:『留学生採用業界・企業研究』『在留資格(就労ビザ)』について
10月11日(火)に第2回『留学生就職ガイダンス』を実施。前回に引き続き、ユニ・ダイバース合同会社代表の香川氏を講師に、外国人留学生の採用業界・企業研究および在留資格(就労ビザ)について学びました。
外国人留学生がどういった企業に就職しているのか、それぞれの業界・業種においてなぜ外国人人材が必要なのか、について解説。これらを踏まえたうえでの企業研究の進め方について話しました。また、日本で働くために必要な“就労ビザ”についても具体的に説明。意外とたくさんある“就労ビザ”のなかから、それぞれの状況に応じてどのビザへ変更することが可能なのか、留学生たちに細かく伝えました。
回を重ねるごとに日本の就職活動についての知識を深めている参加留学生たち。さらに、この日の講義を通して、“早めの準備”として今からやるべきことを具体的に理解したようです。
Program3:『内定者の就職活動体験談』
10月18日(火)に実施した第3回の留学生就職ガイダンスは、先輩留学生による就職活動体験談。4年生の内定者2名に、それぞれの就職活動を振り返ってもらいました。
今回参加したのは、小売業界と物流業界に内定が決まった4年生の留学生2名。就職活動に向けた準備、インターンシップ、エントリーシートや履歴書の作成、面接など、内定に至るまでの自身の体験を語りました。
また、「3年生のこの時期に戻れるとしたら何をするか?」との質問に、「とにかく早めに就職部に行く」「日本語をもっと勉強する」と答えた2人。就職活動を経験したからこそ感じたことを、後輩たちに伝えました。
3年生の留学生たちにとって、就職活動経験者である身近な先輩の言葉は、強い説得力をもって心に響いたようです。
Program4:『履歴書・エントリーシート作成』『自己分析・自己PR』
第4回となるガイダンスを、10月25日(火)に実施。この日のテーマは、『履歴書・エントリーシートの作成』および『自己分析・自己PR』について。
外国人留学生にとって、日本語での履歴書・エントリーシート作成は、なかなか骨の折れる作業。そこで、この日もユニ・ダイバース合同会社代表の香川氏を講師に、履歴書やエントリーシート作成のポイントや注意点、またその際に必要になる自己分析や自己PR作成の進め方などについて学びました。
メモを取りながら真剣に話を聴いていた留学生たち。ここまで、就職活動において重要なことをひとつずつ学び、着実に目標に向かって歩を進めています。
就職部では、今年度から留学生専用のオリジナル履歴書を作成。自分の強みを表現しやすいように日本語でのキーワードをまとめた表と一緒に、留学生一人ひとりに配布しました。こうして多面的に就活環境を整えていくことで、留学生たちが学んだことをすぐ実践できるようにサポートしています。
Program7:『模擬面接』
2023年1月12日(木)・13日(金)に実施した第7回の留学生就職ガイダンス。この日は『模擬面接』をテーマに、講師であるユニ・ダイバース合同会社代表の香川氏から、面接の種類や特徴、ポイントなどについて学びました。
その後、香川氏を面接官に模擬面接を実施。留学生は5名1組で集団面接を体験しました。終始緊張気味だった留学生たち。質問への敬語での受け答え、自己紹介や自己PRなどを練習しました。
香川氏は、「重要なのは目線。緊張で下を向いてしまいがちですが、話すときはしっかりと面接官の顔を見ること。そして“笑顔”。笑顔は今すぐできることなので、この場から心がけてほしい」と、留学生たちにアドバイスされました。
10月からはじまった『留学生就職ガイダンス』は、ここで一旦終了となります。全7回のプログラムを通して、日本の就職活動において必要なことを学んできた留学生たち。その一つひとつをしっかりと生かし、3月に本格スタートする就職活動に臨みます。
2月6日(月)には、留学生を採用している企業3社の採用担当者を招き、本学の留学生のためだけに『企業説明会』を行っていただきます。