人間社会学部・山川准教授が【神戸広告協会】の 3月例会で講演

人間社会学部・山川准教授が【神戸広告協会】の 3月例会で講演

公開日:2023年3月20日

観光学科・山川拓也准教授

3月9日(木)、ホテルオークラ神戸で行われた【神戸広告協会】の3月例会において、本学人間社会学部観光学科・山川拓也准教授が、「マクロマーケティングの視点で考える地域観光の未来像~回復のための戦略から再創造のための戦略へ~」のテーマで講演しました。

山川准教授は、最初に、観光を取り巻く世界情勢、訪日外国人旅行者数・出国日本人数の推移、日本人の国内旅行消費や訪日外国人の年間旅行消費額の推移について解説。そのうえで、ツーリズム(観光)における『サステナビリティ』について説明しました。

観光を取り巻く環境

“モノ消費”から“コト消費”、そして“イミ消費=サスティナブルツーリズム”への変遷とその実例を紹介。また、デンマーク・コペンハーゲン市当局の観光マーケティング戦略についても事例を挙げながら説明しました。「固定概念や常識に縛られることなく、観光をグレートリセットさせることで、新たな仕組み・チャンスが生まれる」と話した山川准教授。そのためのポイントは、『日常と非日常を融合させた「異日常」の価値を創出』、『観光と「社会事象/社会トレンド」を重ね合わせる』ことだとし、講演を締めくくりました。

※ 現在における経済や社会を見直し構築し直すこと

経済や社会を見直し

講演終了後には、『神戸の観光の可能性』についての質問が。「神戸の滞在時間の短さが最大の問題。訪日外国人旅行者の神戸の行先は、三宮周辺がほとんどですが、神戸はもっと広い。そこを考えて、神戸で“宿泊”してもらうようにするべき」と話した山川准教授。また、「特に欧米からの旅行者については、朝が比較的ゆっくりなので、宿泊すれば、お昼近くまで神戸に滞在してプラスアルファの消費活動をしてくれる可能性が高まる。そこでは、広告(協会)の力が重要になってくる」とまとめました。

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