【キャリアアップセミナー(起業・事業承継)】で、“ビジネスづくり”を1日で体験!
公開日:2023年11月20日
10月28日(土)、【キャリアアップセミナー(起業・事業承継)】を実施。22名の学生が参加しました。
【キャリアアップセミナー】とは、スペシャリスト養成を目的に実施している本学独自の人材育成プログラム。「リテール」「流通・マーケティング」「ホテル・旅館」「ブライダル」「観光振興・地域創生」に加え、昨年度より「起業・事業承継」がスタートしました。
今年度の講師&ファシリテーターは、全国で起業家育成、企業・自治体の人材育成やイノベーション促進を手掛けるNPO法人 StartupWeekend・理事の中本卓利氏。まず冒頭で、“新しいものを作り上げる力”を磨くべき背景などについてお話しされました。
今回は、午前にアイスブレイク・アイデア考案・チーム作りを、午後からはアイデア考案&ビジネス検討をメインに、ワークショップ方式で実施。課題を見つけ出すところから、それを実際に商品・サービスにしていくために、その“課題”を解決するアイデアの考案を、個人ワークとグループディスカッションを織り交ぜながら進めていきました。
まず、「こんな課題を解決したい」をテーマに個人ワーク。全員が書き出したものから、それぞれ「やりたいと思った課題」3つに投票を行い、上位6つに選ばれたなかから「やってみたいと思う課題」を選び、チームを作りました。
午後からは、再び個人ワーク。自分が選んだ「やってみたいと思う課題」を解決するためのアイデアを8案考えました。そのなかから3つに絞り込み、今度はチームディスカッション。それぞれのアイデアをチーム内でシェアし、最終的にチームとして1つに絞りこみました。
とはいえ、学生たちはアイデアを詰め込み過ぎる傾向が。そこで、「どれくらいの金額で売れるのか」「どれくらいのマーケットがあるのか」「必要としてくれる人はどれくらいいるのか」という3つの視点から、アイデアの削ぎ落しを行いました。
その後、試行錯誤しながらはじめての収支計算(概算)にも挑戦。それらを踏まえて商品イメージを模造紙にイラストで表現し、各グループごとに発表を行いました。
1日だけのプログラムではありましたが、だからこそ中身の詰まった濃い時間を過ごすことができた学生たち。セミナーの最後には、今回の学びを踏まえ、次にどんな行動を起こしていくかという目標も設定。参加した学生の多くが、起業への関心が増したようで、これからの自分の将来を考える良い機会になったようです。
参加学生の感想
- 自分が成長しなければいけない点を見つけることができた
- 周りの人の意見を取り入れながら自分の意見をしっかり伝える力を身につけることができた
- ディスカッションの時間が多く、とても楽しく受講でき、ビジネスをより身近に、より簡単に感じることができた
- アイデアは誰にでも考えられるということを知れた。同時に、それをカタチにしていく難しさもわかった
- ビジネスは、さまざまな点で考えないといけないが、飛び抜けた発想がないといけないわけではないということ。今あるネガティブなことからビジネスにつなげることができるということを学んだ
- 一番感じたのは、ビジネスを考えるうえでは第三者への発表と意見がとても重要だということ。第三者からの意見を取り入れることで、現実味のあるビジネスにつながりリスク回避にも関係していくと思った
- 人に伝えることは大切だけど、それよりも「人に伝えられるように自分が理解できていること」が大切だと感じた