柿沼ゼミが、日本通運の課題“採用ブランド力の強化”のための企画提案に挑戦

柿沼ゼミが、日本通運の課題“採用ブランド力の強化”のための企画提案に挑戦

公開日:2025年1月16日

課題解決プロジェクト

経営管理と人的資源管理を主に研究を行う商学部経営学科・柿沼英樹教授のゼミ。3年次には、実際の企業課題に取り組む機会を設けています。

今年度、3年生のゼミ生5名が、日本通運株式会社との課題解決プロジェクトに臨みます。本プロジェクトは、一般社団法人大学コンソーシアムひょうご神戸が主催する『企業課題解決プロジェクト』でのマッチングからスタートしました。

4月26日(金) キックオフミーティング

写真

4月26日(金)にはキックオフミーティングを実施し、来学した同社の担当者2名から、企業概要、課題とその背景などについて説明を受け、情報の共有を行いました。

今回、ゼミ生たちは、同社の国内事業への“採用”に関する課題に取り組みます。その背景にあるのは、物流の2024年問題や物流業界のネガティブなイメージといった外的要因、さらにロゴ変更による“物流企業”としての認知不足などの内的要因が。そこで、ゼミ生たち自身が、どういったブランディングやプロモーションであれば魅力的に感じるのか。それぞれが自身の目線で、『採用ブランド力強化』の提案に取り組んでいきます。

メモを取る学生

説明を聞く学生

今後は、職場見学や調査・分析を経て、夏ごろに中間報告会を実施する予定です。

12月25日(水) 最終提案

最終提案

4月にスタートした本プロジェクトの最終発表を、12月25日(水)に日本通運株式会社大阪支店にて行いました。

キックオフ以降、現場見学や調査・分析を経て中間報告会を行い、そのフィードバックを踏まえて、最終的な提案を考えたゼミ生たち。この日は、体調不良により1名が欠席となっため4名での提案発表となりました。

プレゼンする学生

プレゼンする学生

発表の冒頭、今回の提案については「就職活動をはじめると、ある程度絞り込んだ行動を取りがち。活動を開始する前の段階で興味を持ってもらえたら選択肢に挙がるのではないかとの思いから、その方法を考えた」と話したゼミ生。そのうえで中間報告で提案した『大学内での企業名の露出増』『「物流」を見せないPR』をより具体的にブラッシュアップ。加えて、『「関西限定」を強調する』といった提案を発表しました。

質問する日本通運関係者

メモを取る日本通運関係者

この日は、コーポレートソリューション部の次長・島岡朋広氏、木原真弥氏、採用・教育担当の大橋優斗氏と大下育子氏の4名が同席。皆さん、メモを取りながら、ゼミ生たちの発表に真剣に耳を傾けられていました。

発表後は、質疑応答・ディスカッション。今回参加したゼミ生は3年生。4名からは、提案内容についてはもちろん、就職活動を控えた大学生のリアルな意見を聞きたい、とさまざまな質問が寄せられました。飲み物を飲みながらラフな雰囲気で行われたこともあり、気負わず率直な意見を伝えていたゼミ生たち。その一つひとつに、4名の方々は納得されたり驚かれたりしていました。

意見を述べる学生

談笑する学生

最後の総評で、「物流を見せないPRなどは、自分たちでは思いつかなかったアイデアだった」と話した島岡氏。実際に取り入れたい提案もあったそうで、今後、会社として検討していただけるようでした。

総評

今回の取り組みを通して、自分たちの提案が実際に企業の採用強化の取り組みにつながるという貴重な経験をしたゼミ生たち。そこまでの過程を通して自信を得るとともに、改めて自分の進路について考える良い機会にもなりました。同社のことや物流業界について調べたり話を聞いたりするなかで、自身の進路における選択肢も広がったゼミ生たち。今回の学びや経験を、今後の就職活動に生かしていきます。

記念撮影

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