前川ゼミが、神戸物産との連携プロジェクトで『業務スーパー』で販売する新商品考案へ
公開日:2024年10月25日
人間社会学部人間健康学科・前川明准教授のゼミでは、現在、株式会社神戸物産との連携プロジェクトに取り組んでいます。
6月20日(木) キックオフミーティング
6月20日(木)に同社の担当者が本学を訪れ、キックオフミーティングを実施。参加したゼミ生12名は、会社の概要と本プロジェクトの詳細について説明を受けました。
今回、ゼミ生たちが取り組むのは、同社が展開する『業務スーパー』で販売する新商品の企画と店舗での販売価格の設定。提示された条件は、”業務スーパーらしい”商品であることと、1ケースあたりの倉庫・物流費用。それ以外は、ゼミ生たち自身の自由な発想で新商品を企画していきます。
今後は、グループごとに情報収集や店舗調査を実施。ゼミ内でのグループワークを通して、企画内容および販売価格を考え、10月に最終提案を行う予定です。
9月12日(木) 中間発表
9月12日(木)、同社の担当者に向けた中間発表を実施。グループごとに、それぞれ考えてきた新商品の企画案を発表しました。
6月のキックオフから3カ月。その間、グループごとに情報収集や店舗およびアンケート調査などを行ってきたゼミ生たち。それらを元に、“業務スーパーらしい”新商品について考えを巡らせてきました。ありそうでなかったもの、自分が欲しいと思うものなど、各グループともに試行錯誤を繰り返しながら、商品企画および1ケースあたりの倉庫・物流費用を立案。現段階での渾身の企画をプレゼンしました。
各グループの発表終了後には、他グループからの質疑応答を実施。発表を聞いて感じた疑問や意見などを、率直に投げかけていました。その後の、同社の担当者によるコメントでは、各グループの発想について高く評価。一方、現実的な需要や実現性、“業務スーパーらしさ”という点では、厳しい意見も。そのうえで、現状の問題点を解消していくためのアドバイスをされました。
今回の中間発表を通して、各グループとも改善すべきポイントが明確になった様子。この日いただいたすべての意見とアドバイスを踏まえ、さらに企画案をブラッシュアップ。10月の最終提案に臨みます。
10月17日(木) 最終発表
9月の中間発表での評価と指摘を受け、企画案を改善。10月17日(木)に最終発表を行いました。
中間発表では、発想について高い評価をいただいた一方で、現実的な需要や実現性、“業務スーパーらしさ”といった点で厳しい意見も。各グループともそれらをしっかりと受け止め、問題点を一つひとつ解消していきながら、企画案の改善に取り組んできました。
そして迎えたこの日。どのグループも、企画はそのままに、実現性や“業務スーパーらしさ”をしっかりと提示するなど、前回からグレードアップした提案を発表しました。
全グループの発表を聞いた後、ゼミ生たちに感謝の言葉を伝えた神戸物産の担当者。また、最後の講評では「どのチームもそれぞれ個性的な視点を持って取り組み、プレゼンテーションにも工夫が見られました。今回の発表では、資料や証拠に基づいてしっかりと根拠を積み上げたアイデアが多く、現実的に販売できそうな商品を提案していただき、大変感銘を受けました。私自身も新しい視点を得ることができました」と、学生たちの取り組みを評価しました。
今回の取り組みでは、新商品の企画だけでなく、店舗での販売価格および1ケースあたりの倉庫・物流費用についても考えてきたゼミ生たち。実際の商品開発に近い条件で取り組めたことは、今後社会に出てから役立つ貴重な経験になりました。