時代と社会のニーズに即した質の高い大学教育の実現へ。教員同士がディスカッション
公開日:2024年5月21日
本学では、時代と社会のニーズに即した質の高い大学教育を実現していく一環としてFD活動(授業をより良くするための大学の組織的な取り組み、Faculty Developmentの略)に取り組んでいます。
「『授業改善アンケート』結果を活用した授業改善」「デジタル社会の基礎知識」「授業へのICT活用」「学生を引きつける授業」をはじめ、全教員が研鑽を積むべきテーマの研修を高等教育推進センターが企画し、実施しています。
5月8日(水)には、2024年度「第1回 FD研修会」を実施。約100名の教員が参加しました。
今回のテーマは、「『考える学習型』授業の探求」。センター長のテーマ解題、5名のセンター運営委員からの話題提供のあと、参加教員は15グループに分かれて意見交換。それぞれが日ごろどのような工夫をしているか、また授業をどのようにすれば「考える学習型」授業になるかを話題に、各グループで活発なディスカッションが行われました。最後は、グループごとに議論の成果を発表。今後の授業展開のヒントとなる有益な情報が共有されました。
「考える学習型」授業とは、教員が教える知識を学生が受動的に聴くことを中心とした“講義型”ではなく、学生自身が主体的・能動的に考え、自分なりの答えを導くことを中心とした“学習型”の授業。あらかじめ正解が用意されているわけではない社会の課題に対して、論理的に考え、自ら適切な答えを導くことができる力を育成することを目指しています。