留学生を積極採用する企業を訪問。『企業見学ツアー』で日本企業への理解を深める
公開日:2024年10月7日
9月13日(金)、日本での就職を希望する留学生を対象に『企業見学ツアー』を実施。
神戸・ポートアイランドに本社を置く2企業を訪問しました。
18の国と地域からの留学生約1050名が学ぶ本学では、留学生のための就職活動支援も充実しています。そのひとつとして、留学生の採用実績がある企業を訪問する『企業見学ツアー』を実施。毎年多くの留学生が参加しており、今年度も約20名が参加しました。
1社目:バンドー化学株式会社(本社:神戸市中央区)
最初に訪れたのは、東証プライム市場上場企業のバンドー化学株式会社。100年以上の歴史を持つ、工業用ゴム・プラスチック製品メーカーで、本学の卒業生も在籍しています。
まず、人事担当の方から会社概要やサンプルを使いながら製品について説明。その後、エントランスにある展示スペースや実際に製造が行われている各部署を見学しました。そのなかで、同社の製造技術を活用して作られたコップに触れた留学生たち。見学後には、同社のご厚意で希望者全員にプレゼントいただきました。
そして最後は、実際に働いている社員の方との質疑応答を交えた座談会。留学生たちからは、仕事のこと、職場環境のこと、入社前後でのギャップについてなど、さまざまな質問が飛んでいました。
2社目:株式会社オフテクス(本社:神戸市中央区)
続いては、コンタクトレンズケア用品開発事業および医療品事業を行う株式会社オフテクスを訪問。開放感のある会議室で人事担当の方から会社説明を受けた後、3グループに分かれて、営業部や会議室、食堂など、オフィス内を見学しました
その後、同社に就職し、アジアパシフィック事業部で活躍中の本学卒業生・湯 酪涵さん(2022年3月卒業)と、Teamsをつないでパネルディスカッション。同事業部での仕事内容をはじめ、入社3年目を迎えた湯さんの現在の仕事、1日の流れ、自身の就活体験などについて話してくれました。
最後に、就職活動においては、「『やりたいことの軸を決めること』『学内の就職サポートを活用すること』『目標を設定しスケジュールを逆算すること』が大切」と、後輩たちにアドバイスを贈った湯さん。参加していた留学生たちも積極的に湯さんに質問したり、その答えをメモしたり。湯さんの言葉一つひとつに真剣に耳を傾けていました。
本学では、キャリア支援課と留学生支援部がタッグを組み、留学生の就職支援を専任とするスタッフを3名配置。さらに、留学生のための就職ガイダンスや留学生を積極採用している企業による学内企業説明会の実施、ビジネス日本語の習得サポートなど、留学生に特化した就職支援やプログラムも多数用意。日本での就職を希望する留学生の就職活動を多面的にサポートしています。