ホスピタリティ力を養成する『おもてなしプロフェッショナルプロジェクト』
公開日:2025年1月30日
12月10日(火) 、旅行現場における実践的な観光教育プログラムとして、神姫バス事業本部と連携した『おもてなしプロフェッショナルプロジェクト』がスタートしました。
本プロジェクトでは、「ツアーコンダクター育成プログラム」として、ツアーアテンダント(添乗・車内サービス業務)のプログラムを受講し、2025年2月に予定されている主催ツアーでのアテンドデビューを目指します。また、神姫バスが催行する瀬戸内地域の魅力を伝える周遊ツアーなどで添乗業務等を行い、ホスピタリティや業務遂行能力を養成。チームでのコミュニケーション能力、多様性の理解、観光サービスの現状、接遇動作、ビジネスマナーの修得を目指します。
12月17日(火) マナー研修
今回、本プロジェクトに参加したのは学生2名。初回となった12月10日(火)に神姫バスの紹介とプロジェクトの概要説明を、続く12月17日(火)にはマナー研修を行いました。
マナー研修ではまず、例題をもとに自分だったらお客さまにどういった提案をするか、についてディスカッション。その後、講師の方から挨拶の重要性について説明がありました。挨拶という言葉にどういった意味があるのか、挨拶運動がもたらす変化を実例に基づきお話しされました。
そして、その場で挨拶の実践。まず、講師の方から姿勢について指摘を受けた学生たち。綺麗な立ち姿とはどういうものか、そのためにどういったことを意識しなければいけないか。それを踏まえて姿勢を正していきました。また、礼をする際には、どの部位を意識して体を倒すのか、その角度や顔の向きなど、細かく指導。普段使っていない筋肉を意識するため、「痛い。辛い」といった声も聞かれました。
礼の姿勢や角度を意識するあまり、表情が強張ってしまう学生たちに、笑顔を心がけるようを伝える講師の方。顔の各部位のストレッチも紹介し、毎日続けることで表情が豊かになるとお話しされました。その後も、身だしなみについてなど、ひと通りのマナーを学んだ学生たち。
“おもてなし”と一言に言っても、そこにはさまざまな要素があります。学生たちは、その一つひとつをしっかりと体得しながら、来年2月のアテンドデビューを目指します。
次回は、神姫バスの西神車庫を訪問。車内サービス・アナウンス研修を行う予定です。
12月24日(火) 車内サービス・アナウンス研修
この日は、大学近隣の神姫バス西神車庫にて、実際のバスを使用した車内サービス・アナウンス研修を実施しました。
今回の研修で使用したバスは、「いまだかつてないバス旅」をコンセプトに、プロダクトデザイナー・水戸岡鋭治氏がデザインした新型専用バス『ゆいPRIMA(ゆいプリマ)』。学生たちは、その設備の素晴らしさに感動していました。
次回は、乗客として実際のツアーに同行する予定。リアルなアテンドを体験し、研修での学びをより深めていきます。
1月16日(木) ツアーへの同乗体験
前回の車内サービス・アナウンス研修での学びをより深めるため、1月16日(木)には実際のツアーへの同乗体験を行いました。
今回学生たちが同乗したのは、新型専用バス・YUI PRIMA OLIVIAを利用した『ホテルリマーニのランチと日生諸島の島巡りツアー』。お客さまの目線で、観察しながら、アテンダント業務について学びました。
1月21日(火)には、神姫バス本社にて、このツアーの同乗体験の振り返りとプロジェクト全体の総括を行いました。参加学生からは、「ツアー参加者と運営側の両方を経験できてとても勉強になった」「ラグジュアリーなバス旅を体験できたのは貴重な機会」といった感想が寄せられました。
学生たちは、今回の経験をそれぞれの進路で生かしながら、自身の目標に向かって進んでいきます。
ご協力いただいた神姫バスの皆さま、ありがとうございました。