“就活”の要に焦点を当てた『留学生就活対策講座』を実施!
公開日:2025年1月8日
本学では、日本での就職を希望する留学生のために、留学生に特化した就職活動支援プログラムを多数展開しています。
今回の『留学生就活対策講座』もそのひとつ。日本の就職活動について学ぶ全7回の『留学生就職ガイダンス』の中から、特に重要となる『企業研究』『自己PR』『面接対策』を深掘りするもので、今年度から新たにスタートしました。
講師は、留学生の就職支援などを行っているユニ・ダイバース合同会社代表の香川愁吾氏。本学の『留学生就職ガイダンス』でも講師を務めていただいています。
第1回:企業研究
12月5日(木) に実施した初回のテーマは『企業研究』。まずは、日本の企業を“知る”ことからスタートしました。
企業研究の目的、業界・職種および企業研究の進め方について、具体的に説明した香川氏。留学生たちは学んだことを踏まえ、神戸市に本社を置く企業を例にホームページから情報収集し、実際に企業研究のワークに挑戦しました。
第2回:自己PR
12月12日(木)は、『自己PR』をテーマに第2回を実施。日本人学生も頭を悩ませる『自己分析・自己PR・履歴書・エントリーシートの作成』を学びました。
留学生たちに対し、「自己分析は、自分に合った企業を選び、面接で自分のことを正しく企業に伝えるための軸になる」と伝えた香川氏。実際にワークシートを使って自己分析にチャレンジしてみると、母国語でも簡単ではない問いに頭を悩ませる留学生たち。ペンが思うように進まないながらも、懸命に課題に向き合いました。
続いて、履歴書・エントリーシートの書き方。日本での表記ルールやマナーなど、注意すべき点の解説を受けました。
後半は、自己分析を基にした自己PR作成について。香川氏からは、「具体的に」「相手目線で」書くこと、エピソード例、文章を構成する際の大事なポイントなどが伝えられました。そのうえで、今回の最終関門である『自己PR作成』に挑戦した留学生たち。事前に配布された、よく使われる長所やキーワード、例文が書かれた資料を参考に、講師にヒントを求めながら、自分なりの自己PRを書き上げていきました。
第3回:面接対策
最終回となった12月19日(木)は『面接対策』。この日は、神戸市長田区に本社を置く株式会社千代田精機の人事担当者を講師に迎え、座学と実践の両面から面接対策に臨みました。
冒頭、留学生支援部の職員から、面接の種類や特徴を簡単に説明。その後、企業の人事担当者を交え、面接時のマナー、オンライン面接や集団面接、個人面接で人事が見ているポイントをインタラクティブに学びました。
面接官目線でのお話に真剣に耳を傾けながら、ポイントをノートに書き留めていた留学生たち。続いて、企業の人事担当者を面接官とした模擬面接にも挑戦。緊張しながらも、それぞれ現時点でのベストを尽くせたようでした。本番さながらの経験に加え、現役の人事担当者からのリアルなフィードバック。留学生たちにとって貴重な機会となりました。
就職活動において大事な基礎を凝縮して学べた3日間。一歩一歩着実に“日本就職”という目標に向けて力をつけていきます。