学生×新郎新婦、初対面! キャリアアップセミナー(ブライダル)
公開日:2025年8月8日
ドレスフィッティングから演出アイデアまで―いよいよ始動した“本番づくり”
4月30日(水)、『2025年度 キャリアアップセミナー(ブライダル)』第1回目の講義を実施。8月の本番に向け、今年度のキャンパスウエディングが始動しました。
『キャリアアップセミナー』は、スペシャリスト育成を目的に、各業界の現状やプロのノウハウを短期間で集中して学ぶことができる、本学独自の人材育成プログラム。『キャリアアップセミナー(ブライダル)』はそのひとつで、一般募集したカップルの結婚式を学生がプロデュースする“キャンパスウエディング”を通して、ブライダルの仕事の真髄を学びます(ほかに、『流通・マーケティング』『リテール』『起業・事業承継』『観光振興』地域創生』『ホテル・旅館』があります)。
4月30日(水) 配役決め・チーム結成
4月の説明会を経て、定員を大幅に上回る応募があった今回のセミナー。グループディスカッションによる選考をくぐり抜けた1~3年生までの35名が、初回の授業に臨みました。
まず、担当教員である人間社会学部観光学科・道前美佐緒准教授から、今年度のキャンパスウエディングの詳細や各配役について説明を受けた学生たち。それぞれの希望をもとに配役を決定し、自己紹介をしました。
続いて、ウエディングのテーマや会場の装飾イメージ、演出プランなど、打ち合わせの際、カップルに提案する事項を確認するとともに、学内を巡って受付・挙式・パーティの会場候補を検討。ヒアリングシートを手掛かりに、提案内容を考えました。
これから、5月24日(土)のカップルとの打ち合わせに向けて、提案資料の制作を進めていきます。
5月21日(水) 新郎新婦との打ち合わせ準備
5月21日(水)、第2回目となる「キャリアアップセミナー(ブライダル)」が実施されました。
この日は、5月24日(土)に迫った“新郎新婦との初打ち合わせ”に向けて、各チームがこれまでに準備を進めてきた提案内容を本格的にブラッシュアップしました。
自己紹介からスタート。目的を共有し、作業に集中
冒頭では、全体で一人ずつ自己紹介を行いチームワークを深めた後、当日のタスクや資料作成のポイントを共有。道前先生から「効果的な提案資料の作り方」「注意すべき視点」など、現場で役立つ具体的なアドバイスもあり、学生たちは真剣な表情で耳を傾けていました。
チームごとに役割分担し、提案を具現化
その後、各チームに分かれて作業を開始。
- 新婦へのドレス提案のための選定作業
- 実際の式場候補を見学し、収容人数などを確認
- 招待状や空間演出、映像演出のアイデア出しと資料化
など、各分野で担当を分担しながら、提案内容をより具体的に仕上げていきました。実物を確認しながらの作業や、リアルなシミュレーションができたことで、提案に一層の説得力が加わっていく様子が見られました。
最後は全体共有と“打ち合わせ”のリハーサルも実施
最後に、各チームからそれぞれの進捗共有と全体でプランの方向性のすり合わせを行いました。さらに、新郎新婦との初打ち合わせを想定したロールプレイングも行い、本番に向けての課題や改善点を整理しました。
いよいよ、次回は新郎新婦と対面
5月24日(土)、今回の主役となる新郎新婦が来学予定。学生たちにとっては、実際のクライアントと対面しながらの初めての打ち合わせとなります。準備を重ねてきた成果をしっかり発揮できるよう、最終調整に臨みます。
5月24日(土) 新郎新婦との打ち合わせ・ドレスフィッテイング
5月24日(土)、キャンパスウエディングのプロジェクトにとって大きな節目となる『新郎新婦との初顔合わせ』が行われました。
この日は、衣装の試着・会場見学・演出の打ち合わせなど、プロ顔負けの実践が続きました。
ドレスフィッティングは毎年の盛り上がりポイント!
打ち合わせは、新郎・新婦の衣装選びからスタート。会議室にはウエディングドレスやカラードレスがずらりと並び、華やかな雰囲気に包まれました。
スタイリスト担当の学生たちは、初めての提案に緊張しながらも、新婦の好みを聞き出しながらドレスを提案、フィッティングをサポート。新郎も男子学生のサポートのもと、タキシードの試着を体験。悩みながらも新婦は2着のドレスを即決し、小物もスムーズに選ばれていました。
会場見学ではリーダーが自信をもってご案内
続いて、挙式・パーティーの会場見学へ。候補となる各会場を挙式リーダーが丁寧に説明しながら、新郎新婦をご案内しました。
この日はあいにくの雨と強風で足元の悪いコンディションでしたが、おふたりは積極的に質問しながら、じっくりと各会場を検討されていました。
初の全体打ち合わせ。盛大な拍手でお迎え!
後半は、セミナールームでのコンセプト・演出打ち合わせ。ここからは全学生が参加し当日のプランニングを行います。新郎新婦が入室すると、教室には大きな拍手が響き渡りました。
チーフプランナーの学生が挨拶を務めたあと、各担当リーダーがスライドを使って企画案をプレゼン。テーマ、装飾、演出、招待状のデザインなど、丁寧に提案を行い、おふたりの希望を聞きながら方向性を一緒に定めていきました。
本番まで、残り約3カ月。次は“前撮り”で再会
新郎新婦と次に会うのは、7月30日(水)。今年度からの新たな試みとして、大学を飛び出し、プロカメラマンのスタジオで行われる“前撮り”を見学させていただきます。
前撮りとは、挙式本番前に衣装を身に着けウエディングフォトをゆっくり撮影すること。学生たちは、プロの現場で笑顔の引き出し方や美しい姿の撮影方法など、実践的な技術を学びます。前撮りの写真は本番当日の会場装飾や演出ムービーに使用するということもあり、学生たちもどのような写真に仕上がるのか今からワクワクしています。
本番まで約3カ月、学生たちは担当ごとに役割を果たしながらウエディングテーマや進行、演出、ケーキデザイン、装飾、アイテム制作に取り組んでいきます。
おふたりの記憶に残る一日をカタチにする準備が、いよいよ本格化します。
6月11日(水)・7月2日(水) アイテム・空間装飾・演出を考える
おふたりの想いを、学生たちの手でカタチにする
カップルとの打ち合わせの後、学生たちはこの数カ月で「おふたりの人生や、今回のウエディングで叶えたい想いをどう表現するか」を考え、プランを練り上げていきました。
会場の実測や、式の進行案、ケーキのデザイン、招待状などのアイテム案、映像制作の構成まで、チームでアイデアを出し合い、細部にまでこだわってプランニング。色や素材、空間の使い方にも、おふたりの思い出や夢を織り込みました。

教室は、集中した議論のなかでも自然と笑顔が生まれる雰囲気で、チームの結束力も着実に高まっている学生たち。
予算管理や材料の発注リスト作成といった実務的な経験も積みながら、台本づくりやBGM選び、試作品の製作など、「カタチにする」意識を一段と高め、プロジェクトは次の「プロデュース」のステージへと進みます。
7月30日(水) プロの現場で、“前撮り”を見学
この日、今年度からの新たな試みとして、フォトスタジオにてプロのカメラマンによる “前撮り”を行い、その様子を学生たちが見学しました。
キャンパスウエディングの準備が進むなか、今回のスタジオ見学は、学生たちにとって貴重な学びの場。プロカメラマンによる撮影風景だけでなく、ヘアメイクや撮影時のアテンドの動きまで、現場のすべてを間近で見せていただきました。新郎新婦の晴れ姿、ご家族の幸せな表情に触れながら、学生たちはブライダルの現場で必要な細やかな配慮や、プロならではの仕事ぶりに真剣な眼差しを向けていました。お子様のかわいらしい姿に、思わず笑みがこぼれる場面も。

途中、新郎新婦に直接お会いできる数少ないチャンスとして、事前に準備していた質問を新婦に直接尋ねる機会もあり、学生たちにとって、得ることの多い一日となりました。
いよいよ8月。本番に向けて、学生たちの準備は大詰めに入ります。
8月7日(木) 進行練習と会場装飾物の制作
この日は、21日(木)に行うカップルをお迎えしてのリハーサルを見据えて、各チームそれぞれの役割に集中しつつ、互いに連携を取り合い、会場装飾などの制作と進行練習を行いました。
装飾制作と会場確認
午前中は、実際の会場でテーブルなどを配置しながら、今回のウエディングの世界観を彩る装飾・アイテムづくりに集中。同時に、材料やアイテムに過不足がないかの確認も進めました。
披露宴会場となるレストランの2階では、披露宴チームがメインテーブルやゲストテーブルなどの装飾制作、小物のチェックをする一方、音響のテストを行いながら、台本をもとに当日の流れを確認。スタイリストチームは、ブーケやブートニアの制作に丁寧に取り組みました。
本番を想定した進行練習
午後には、実際の会場に音響機材を設置した状態で、本番を想定した進行練習を実施。それぞれの動きや細かな役割分担の調整、台本の修正など、細部にわたる確認作業が続きました。音響チェックや動線の確認も行い、雨天時の対応も視野に入れながら、全体で予行練習を進めました。
次回はいよいよカップルをお迎えしてのリハーサル!
黙々と作業に集中する一方で、互いに声をかけ合いながら改善点を見つけていった学生たち。チームの垣根を越えて協力する姿があちこちに見られました。一人ひとりが責任をもって動き、全体の流れを共有しながら、本番に向けて準備を進めていきます。
次回は8月21日(木)。新郎新婦との最終打ち合わせ&リハーサルです。