カリキュラム
最終更新日:2022年6月16日
公開日:2019年4月12日
カリキュラム編成の特徴
修士課程(2年)は、広い視野にたって精深な学識を授け、専攻分野における研究能力または高度の専門性を要する職業等に必要な能力を養うことを目的としています。
博士後期課程(3年)は、専攻分野について研究者として自立して研究活動を行い、または専門的な業務に従事するに必要な研究能力及びそれらの基礎となる豊かな学識を養うことを目的としています。
流通科学研究科の大学院生は、核となる流通科学分野(流通・マーケティング)、及び周辺の関連諸分野(経営管理、ファイナンス、経済、空間市場・データ分析)から幅広い基礎理論を修得することができるだけでなく、理論的・実証的な課題を研究するための科学方法論を修得することもできます。
さらに、特定の演習科目について(もしくは実学系演習科目の中の特定の課題演習について)、高度に専門的な研究指導を受けることで、当該分野の豊かな学識と高度な研究能力を備えた研究者または高度専門職業人として自立することができるようになります。
方法論研究
理論的・実証的な課題を研究するために必要な科学方法論を、「方法論研究」として開講します。
- 論文作成方法論
- 定性的方法論
- 統計的方法論
特論科目・演習
流通科学諸分野における豊かな学識と高度な研究能力を備えた研究者、及び高度専門職業人を育成するために必要な基礎科目を「特論」として設置し、それぞれに対して特定の流通科学諸分野において高度に専門的な研究指導を行い、修士論文の作成を指導するため「演習科目」を設置します。
特論科目名
- 流通システム原理特論
- 流通企業経営特論
- マーケティング原理特論
- 流通情報物流特論
- 比較流通制度特論
- サービス・マーケティング特論
- マーケティング戦略特論
- 消費者行動特論
- 経営戦略特論
- 経営組織特論
- 国際経営特論
- 管理会計特論
- 財務会計特論
- 企業財務特論
- 金融特論
- 経済学特論
- 応用経済学特論
- 空間市場分析特論
- データ分析特論
演習名
- 流通・マーケティング演習
- 経営管理演習
- ファイナンス演習
- 空間市場・データ分析演習
- 経済演習
実学系演習科目
高度専門職業人育成に必要な流通のフィールドに基づく実学系科目として4科目を配置しています。
具体的な課題に対するリサーチや、事例研究に基づく討論などを通して知識の実践的理解を深めます。
課題研究の成果
実学系演習科目の一つである「課題演習」で得た理論的・実践的研究をさらに進化させ、演習の受講による「修士論文」の作成にかわり、「課題研究の成果」として集約させます。
修士課程を修了するためには、修士課程に2年以上在学し、30単位以上修得するとともに、この課題研究の成果の審査及び最終試験に合格することが必要です。
博士後期課程
博士後期課程では、流通の研究能力だけでなく高度専門職業人への教育能力を持つ教員、研究者や高度専門業務従事者の養成を行います。
教員としての実践教育を支援するため、修士課程の実学系演習科目の2科目の「教育補助」(TA制度)を担当していただきます。