有限会社 伊賀富商店 5代目 林 聖也さん

有限会社 伊賀富商店 5代目 林 聖也さん

公開日:2022年4月6日

林 聖也さん

2013年3月卒業 私立報徳学園高等学校出身

起業を目指して流科大に入学。卒業後、商社で5年間会社員として勤務した後、自ら希望して実家のこんにゃく製造卸会社を継ぐために帰郷しました。商社員時代の経験と人脈を生かして取引先、扱う品目を拡大。小売店も開店しブランド力を高めています。

2009年

将来の企業を目標に流科大に入学。学内外で経験を積み、見分を広げる

高校時代まで水泳をしていた経験から、スポーツ関係の仕事で企業したいと思い、ビジネスを専門的に学べる流科大に入学しました。大学では会社経営者や起業家の講演を多数聴講し、「成功した人の共通点は明るく前向きなこと」と分かり、人生の指針としています。学業のほか、アルバイト、趣味の茶道、アートフラワーなどで充実した4年間を送りました。

2013年

卸売り商社の社員として現場で活躍。全国コンクールで受賞する

化粧品、日用品の卸売商社・株式会社あらたに入社。岡山オフィスの営業としてドラッグストア、ホームセンターで商品の管理から商品の配列を担当しました。大手メーカー主催の全国コンクールで受賞するなど実績を上げ、商品の流通過程を第一線で学び、消費者に喜ばれる仕事にやりがいを感じました。

2018年

140年の歴史を持つ実家の食品会社に転職。販路を広げ小売店も開店

有限会社伊賀富商店入社。母の実家で明治時代から続くこんにゃく屋の歴史を継続させるため、自ら希望して神戸に帰郷しました。2019年にはコンビニとの取引を開始、社員時代の経験、人脈を生かし販売ルートを拡大しました。2020年には「長田中央市場」内に小売店を開店させ、こんにゃく、豆腐のほか厳選されたこだわりの食品を扱い地域に親しまれています。

こんにゃく、豆腐は品質を吟味して販売している。

こんにゃく、豆腐は品質を吟味して販売している。

2021年

扱い商品を拡大、小ロットでの注文も受ける小回りの利く会社を目指す

スーパーマーケット、小売店との取引を開始。2022年からは食品に限らず日用品、雑貨など取扱商品を広げ、病院の売店の棚などの構成を担当しています。現在の取引先は約150社、小ロットでの注文にも対応するなど小回りの利く商売を武器に、取引先の「今、欲しい」をすぐにかなえる企業を目指します。

調味料、卵、菓子など地域の人の  暮らしに密着した商品をそろえている。

調味料、卵、菓子など地域の人の暮らしに密着した
商品をそろえている。

高校生へのメッセージ

努力は決して裏切りません。希望がかなえられないことがあっても、努力したことは後になって必ず生きてきます。勉強でもスポーツでも目標に向かって前向きに進んでください。

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