学生が“大学活性化施策”を発表!『学生チャレンジプロジェクト』最終プレゼン実施

学生が“大学活性化施策”を発表!『学生チャレンジプロジェクト』最終プレゼン実施

公開日:2020年1月21日

学生チャレンジプロジェクト

学生自らが課題を考え、学生生活をより充実させるための改善策を検討する『2019年度学生チャレンジプロジェクト(通称:チャレプロ)』の最終プレゼンテーションを、1月11日(土)に実施しました。

2019年度のテーマは、以下の4つ。

  • 大学をよりよくするための、または学生生活をより充実させるための改善案
  • レストランの混雑緩和のための改善案
  • キャンパス内の全面禁煙及び近隣地域でのポイ捨て防止策・禁煙マナーに関する提案
  • RYUKA Portalの利用促進に向けた提案

1年生~3年生まで全9組の参加チームは、この4つのテーマからそれぞれひとつを選択。課題と改善策の考案に取り組んできました。そしてこの日、約3カ月間の集大成となる『大学活性化施策』を審査員に向けて発表。日常のリアルな課題を学生ならではの視点で改善するなど、どの提案もとても素晴らしかったです。

学生チャレンジプロジェクト
学生チャレンジプロジェクト

全チームのプレゼン&質疑応答の後、審査員により審議が行われ、水野英莉ゼミナール(水野英莉ゼミ3年)の『多様な人を迎え入れる学生と大学へ~できることガイド配布~』が最優秀賞を受賞しました。また、優秀賞にはチーム240(西尾ゼミ2年)が、特別賞には山口ゼミ&ナイトクルーズ(ともにK02山口志郎クラス1年)が選ばれ、中内学長から表彰状および副賞が手渡されました。

見事、最優秀賞を受賞した水野英莉ゼミナールの学生は「今日に向けて、5人一丸となってやってきて、最高の形で報告できたのがうれしいです。時間をかけて作り上げてきたものなので、今後実現させていきたいです」と、その喜びを語りました。

学生チャレンジプロジェクト
【最優秀賞】

多様な人を迎え入れる学生と大学へ~できることガイド配布~ 水野英莉ゼミ(3年生)

『ジェンダーやセクシュアリティに関する偏見や差別について理解を深め、率先して多様な人を迎え入れる学生と大学へ』とのコンセプトのもと、『できることガイド』の配布を提案。

『できることガイド』とは、 LGBT学生のサポートおよび大学すべての構成員がよりよい環境で過ごすことができるよう考えて作成した、全20ページの冊子。氏名、性別変更など戸籍上のことから、講義、演習、部活のような学校生活に関わることまで、幅広く網羅しています。

このガイドを配布することで、性や性別のことで悩んでいる学生や教職員の助けになるだけでなく、すべての人がLGBT学生への理解を深めることができます。また、多様性が尊重される環境をつくることで、企業が求めるダイバーシティ推進に寄与する人材を育成できるなど、本学の教育目的にもつながります。

全国大学生活協同組合連合会の研究報告によると、9割以上の大学がLGBT学生の手引きを作成しておらず、7割以上の大学が学生への特別配慮を行っていませんでした。そのような現状において、大学全体として組織的な対応をし、情報共有を行うことが、最も重要だと感じています。

全国初となる学生主体作成の『できることガイド』を初年次教育で配布し、“なりたい自分”を発見しやすい環境を整え、すべての人が“自分らしさ”を活かせる大学へ。そのために、このガイドが学生や教職員にとっての大きな助けになることが、私たちの望みです。

学生チャレンジプロジェクト
【優秀賞】

Ryuka diningにおけるモニターの活用案 西尾ゼミ(2年生)

現状、食堂モニターで流されているのは、ニュースや情報番組です。しかし、調査の結果、約6割の学生は食堂モニターを見ていませんでした。また、学内で実施されている各種イベントやコンテスト等について、「実施報告を見て知った」という学生が少なくないこともわかりました。そこで、既設の食堂モニターとデジタルサイネージを効果的に使い分けた情報発信を提案しました。

食堂モニターでは、学生の要望を取り入れ好評を得ている『朝のニュース』に加え、学内のイベント情報や各種お知らせ、部活・サークル・研究演習・関西のおススメスポット等を紹介。また、その場ですぐ回答可能なSPIクイズ、就活時のマナーや先輩からのアドバイス、卒業生へのインタビューといった『就職活動対策講座』を提供することで、夢の種を見つけて育てる環境づくりを目指します。一方、学生課・教務部・就職部関係の告知や写真コンテスト入選作品掲示など、食堂モニターの補完的な役割としてデジタルサイネージを活用していきます。

食堂モニターでこそ流す価値のある映像や情報を厳選。学生にとって重要な情報とともに、ニーズに即した内容を提供することで、学生生活の充実と教養の向上を目指します。

学生チャレンジプロジェクト
【特別賞】

レストランビフォーアフター ~混雑緩和するには~ K02山口志郎クラス(1年生)

現在、昼休みの食堂は『食券を買うまで』『商品を受け取るまで』の待ち時間が長く、食堂の広さに対して席に座れないといった問題が起こっています。この課題を解決するために、『人気商品専用券売機』の導入を考案しました。

6台のうち3台を人気上位5商品だけ買える券売機に変更(残りの3台は通常)することで、行列に並ばずスムーズに食券を買うことができます。その結果、早くご飯を食べることができ、レストラン内の混雑緩和につながると考えました。この提案を実現することにより、「昼間は混雑している」というイメージが払拭できれば、レストランに足を運ぶ学生が増えると考えました。

今後、『人気商品専用券売機』を試験的に実践し、利用者・レストラン関係者双方の意見も取り入れながら改善点等を見つけていくことで、利用者にとって理想のレストランを創っていけると思います。

学生チャレンジプロジェクト
【特別賞】

みんなで健康を掴もう!ジムでの運動を通じたアクティブライフの実現~K02山口志郎クラス(1年生)

本学にあるジムを、ハード・ソフト・ヒューマンの観点から改善し、全学生・教職員に開放することで、アクティブライフの実現を目指すことを提案しました。

本学の1~4年生および大学院の学生に『ジムの現状』についてアンケート調査を行った結果、運動部以外の過半数の学生が「ジムを知らない」と回答。「利用可能なら利用したい」と答えた人が約6割に上りました。また、実際にジムを活用している運動部の学生からは「使いたいのに壊れている」「汚い」「マナーを徹底してほしい」といった声が多く寄せられ、一方で運動部以外の学生からは「運動部しか使えないのは公平性に欠ける」という声もあがりました。

他大学では、部活動所属に関係なく講習会を受講した学生・教職員は、年会費を支払うことでジムを利用することができ、トレーナが3~4人常駐している大学もみられます。本学の現状のジムの場所では、管理人がいなく、事故があった際に対処できないといった問題があることから、(1)ジムの場所をアスレチック棟のトレーニングルームに移転、(2)器具や身体の使い方、ルール・マナーに関する講習を受けた人のみが利用できる仕組みに変更、(3)管理人の役割を含むトレーナーを常駐することで、安全面に配慮することができると考えました。

運動部以外の学生や教職員にもジムを開放することで、アクティブライフの実現やコミュニケーション機会の増大、脳の疲労回復、勉学と運動の相乗効果が期待できます。

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