最終プレゼンで新商品案が決定。次年度よりプロモーション開始!

最終プレゼンで新商品案が決定。次年度よりプロモーション開始!

公開日:2020年1月22日

ケーエスフーズ 新商品開発

半年前より、ケーエスフーズ(株)との新商品開発に取り組んできた本学の羽藤ゼミの学生たちが、1月17日(金)に最終プレゼンテーションを行いました。

当プロジェクトは、一昨年の本学主催のビジネスセミナーでの羽藤先生とケーエスフーズ(株)の開発担当者との何気ない会話がきっかけでスタート。「学生の斬新なアイデアで何か新しい商品が生まれたら」との担当者の想いに応えるべく、学生たちは2グループに分かれ、懸命に取り組んできました。

ケーエスフーズ(株)からの要望である、『ファミリー層』をターゲットに考案した新商品案を、11月に中間報告。各チームともアイデアを高く評価された一方、商品化における課題・改善点を指摘。それらを踏まえ、ブラッシュアップした最終案をこの日発表しました。

ケーエスフーズ 新商品開発
ケーエスフーズ 新商品開発

両チームとも、ターゲットにしたのは『小さい子どもがいる共働き家庭』。時間がないなかで、子どもが安心して食べられる新商品を提案しました。それぞれのプレゼンの後に行われた質疑応答では、より具体的かつ突っ込んだ質問が投げかけられ、商品化がどんどん現実味を帯びていく展開に。 最終的に、『とうふスナック』を提案したチームの案が仮採用になりました。

実はこの日、ケーエスフーズ(株)の担当者が『とうふスナック』の試作品を持参してくださっており(中間報告での提案を受けて試作)、プレゼン後に全員で試食会を実施。 実際に見て、食べてみることで、味や厚み、食感、形などにさまざまな意見が出ました。

ケーエスフーズ 新商品開発
ケーエスフーズ 新商品開発

まずは、試作品をそのままトースターで焼いて試食。学生がイメージしていた薄さや食感とは微妙に違っていたようで、「もう少し薄くすることはできますか?」「もっとパリパリの食感にすることはできますか?」と次々に質問が飛び出しました。担当者から「社内の機械では限界がある」と聞き、試行錯誤する学生たち。すると、学生の1人が「おいなりさんの皮のように開いてみたらどうか?」と提案。実際に開いて焼いてみると、「この薄さならいい」との声が。しかし、食感にはまだ納得がいかない様子。すると、またしても「もっと強めに焼いてもいいかも」との提案が飛び出します。その結果、「パリパリしてる!」「これくらいの食感がいい!」と、一気にイメージに近づいたようでした。

ケーエスフーズ(株)では、この日の試食会で出た改善点や提案を踏まえ、『とうふスナック』の改良に努めてくださるそうです。そして、学生たちは次年度から、両チームが提案した『近隣の幼稚園・保育園での試食会』を実施するなど、プロモーション活動を開始。 今後は、ゼミ生全員で正式な商品化へ向けて取り組んでいくことになります。

両チームの代表者のコメント

ケーエスフーズ 新商品開発

(左)大門宏暉さん (右)三浦愛実さん

「最初は、まだ2年生だし、具体的な商品開発とか簡単にできるもんじゃないと思っていました。でも、いざやってみると、グループワークで意見を交わすことで具体的なアイデアがどんどん生まれてきて、意外と知識とかない状態でもできるんだな、と。ただ、今日実際にサンプル品をいただいて、自分たちのイメージ通りのものを作る難しさを感じました。もともと人と関わるのがあまり得意ではなかったけど、このプロジェクトで自然とリーダー的な役割になり、意外と自分のなかにそういう素質があったことに気づけました。今後は、パワーポイントをもう少し見やすく改善し、かつ誰が見てもわかりやすく説明していけるように頑張りたいです」(大門宏暉さん・商学部マーケティング学科2年)

「自分がイメージしていた『商品開発』の過程より、実際は難しいことがあって、考えられないような体験ができました。これまでは、自分のなかで無理だと思うことはあまり口に出さなかったけど、このプロジェクトに取り組んだことで、自然と意見を言えるようになりました。次年度からも、できるだけ全員の意見を聞いてしっかりまとめ、、いい商品を作りたいです」(三浦愛美さん・商学部経営学科2年)

両チームの提案内容の概要

仮採用

(王馨さん・グェン キム ガンさん・山本菜央さん・奥田桃加さん・大門宏暉さん)

【提案】

『豆腐団子』と『とうふスナック(塩味)』

【概要】

共働き家庭は『忙しい』ため、『毎日の献立を考えるのが困難』である一方、『子どもには健康にいいものを食べさせてあげたい』という課題があります。そこで、調理時間が短く冷凍保存も可能、かつ栄養バランスもよく、調理方法が多様な『豆腐団子』を提案します。 また、子どもの好きなおやつだけを食べさせていると、健康にもあまりよくないし、親が罪悪感を覚えてしまいがち。そこで提案したいのが『とうふスナック』。低カロリーで栄養素も高く、子どもはもちろん大人も(ダイエット中でも)安心して食べることができます。

(カクシキさん・小西恵梨さん・重光海都さん・三浦愛美さん・山崎隼さん)

【提案】

『豆腐揚げおにぎり』

【概要】

共働き家庭が増えた現代。その現状について調べたところ、家事・育児に使える時間は夫婦併せて1日約5時間。その一方で、「時間がなくても子どもには手の込んだ料理を食べさせたい」という想いがあることもわかりました。 『手早く』かつ『手の込んだ商品』ということで考えたのが、『豆腐揚げおにぎり』です。軽食やおやつ感覚で食べられるゴマ団子サイズ。これを揚げて、シンプルに醤油で味付けすることで、そのまま食べることもできるし、あんかけやお茶漬けなどのアレンジもしやすくなります。また、原料は豆腐なので、タンパク質も豊富でお米よりもヘルシー。 プロモーションとしては、POPを作成したり、SNSを活用してアレンジレシピを発信していくことを考えています。

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