経営者も驚く成長！学生起業家たちの起業報告＆相談会を実施
公開日：2020年12月4日
11月27日（金）、【創志塾 Start up】を受講する学生が、起業報告＆相談を行いました。
本学では、起業や事業承継を目標とする学生を対象に、【創志塾 Start up】を開講。同プログラム内の企画『流科大版 マネーの虎』では、学生がプレゼンテーションした事業プランを現役経営者が審査し、優秀者には実現に向けたサポートを行います。
この日は5名の学生が参加。当企画で厳しい審査を通過し、起業した学生を含む4名が起業報告を、1名が今後の起業相談を行いました。
起業して1年半。経過報告に感じた成長と可能性
最初に報告を行ったのは、合同会社 cup of talk coffee 代表の丸山いつ季さん（人間社会学部人間社会学科4年）と、合同会社 月苺（つきいち）代表の白木雛世さん（商学部マーケティング学科4年）。第3回『流科大版 マネーの虎』を経て、丸山さんは2019年3月に、白木さんは2019年6月に起業し、1年以上事業を展開してきました。
2人は最初に、起業実現をサポートしていただいた経営者の方々にお礼を述べた後、これまでの活動について報告。それぞれ今年は、コロナ禍でなかなか思うような活動ができなかったようですが、そのなかでも、新たな取り組みを行ったり、次なる事業展開を考えたり。今後を見据えて愚直に取り組む姿に、約2年前から2人を見てきた経営者の方々は、「経営者としての貫禄すら感じる」「内に秘めた強い想いがひしひしと伝わってきた」など、その成長をとても驚かれていました。
今後の展開については、ときに厳しい意見もありましたが、多くの経営者の方から発せられた引き続きの支援の言葉に感極まる場面も見られました。
コロナ禍での起業に挑んだ学生に、予想外のアドバイス
2人の先輩に続いて起業報告を行ったのは、株式会社 lit japan 代表取締役の泉早矢さん（人間社会学部観光学科3年）と、合同会社 Archer（アーチャー）代表社員の山内友輝さん（商学部経営学科3年）。
泉さんは、第5回のマネーの虎を経て、今年2月に起業。コロナ禍の影響で当初予定していた事業が難しくなっている現状を報告し、今後についてのアドバイスを受けました。一方の山内さんは、今年5月に運送業を起業。この日は、起業に至った経緯から現状、運送業の実態、その改善のために今後自社で行っていこうと考えている取り組みについて報告を行いました。ところが、経営者の方々からは意外なアドバイスが。山内さんにとっては想定外の提案だったようですが、すぐに形になりそうなアイデアに積極的に質問を重ねていました。
4人の起業報告の後は、黒田修平さん（商学部マーケティング学科3年）が起業相談を行いました。黒田さんは、家業を承継するにあたって考えた新たな事業プランをプレゼンテーション。経営者の方々からは、具現化に向けたさまざまなアドバイスが伝えられました。
さらなる発展と起業実現に向けてのモチベーションに
起業を実現した学生にとっては、起業前に厳しい審査、ご助言をいただいた経営者の方々にこれまでの活動を報告することで、改めて感謝を伝える機会となりました。また、今後の展開についても厳しくも的確なアドバイスをいただき、もう一度自身の強みを考える機会にもなり、さらなる発展に向けてのモチベーションとなったようです。
一方、起業を目指す学生も、現役の経営者だからこその発想やアイデアに、次につながる気づきを得ることができ、より良い事業プランへの改善点が見えた様子。この日のアドバイスを元に、今後の起業実現を目指していきます。
