“営業研究”に取り組む脇ゼミが、企業と協力し『営業のプロセスの可視化』に挑戦中。

“営業研究”に取り組む脇ゼミが、企業と協力し『営業のプロセスの可視化』に挑戦中。

公開日:2021年4月15日

株式会社サトーセン

人間社会学部人間社会学科の脇穂積特任准教授のゼミでは、株式会社サトーセン(スマホや産業機器関連の基板を製造するプリント基板メーカー)にご協力いただき、『営業のプロセスの可視化』に取り組んでいます。

営業部の方々

同ゼミでは『営業研究』を行っており、活動のひとつに「営業という概念を学術的に明らかにしていく」というものがあります。そこで、脇特任准教授が以前からつながりのある株式会社サトーセンの営業部の方々に協力を依頼。昨秋より、業務体験や3つの視点(経営学・調査方法論開発・営業学)からの調査を行ってきました。

そして、3月19日(金)、今年度の活動の締めくくりとして、脇特任准教授と学生の代表1名が会社を訪問。「担当者を選ぶ基準は?」「稟議書に関する基準やマニュアルは?」「仕様確認・見積書に共通のフォーマットは?」など、調査を通して感じた疑問や課題について発表を行いました。それを受け、「稟議書に関してはマニュアル化してもいいと感じた」「見積書は基準がバラバラで改善したい課題だった」と話した株式会社サトーセンの方々。学生の発する言葉ひとつひとつを熱心に受け止められていました。

株式会社サトーセン

会社を訪問

活動をはじめたころは、説明される言葉がまったく理解できなかった、という学生たち。脇特任准教授は言います。「わからないから耳を閉ざすのか、わからなくても理解しようとするのか。その違いは大きい」と。実際、この数カ月わからないことを理解しようと努めてきた学生たちは、「物事の見方を知ることができた」「工場見学などで新しいことを知ることができ、興味が湧いた」と、自身の変化を語ります。

社会連携

今回の取り組みを通して、「学生でも社会人を凌駕するような視点が持てる、ということを学んでもらえたら」と話した脇特任准教授。「世の中は完成されている、と思っている学生は多いと思います。いろいろなことが決まっていて、それをやることが仕事であり社会だ、と。でも実は、意外と穴はいっぱいあって、そういう視点をもって見ることができれば、社会人になったときに貢献できることはたくさんある」と。

脇特任准教授のゼミでは、2021年度もこの取り組みを継続していきます。

本学では、学生の人間的成長を支えるさまざまな体験型プログラムを用意。学生自ら主体的に取り組むことで自身を成長・進化させ、実社会で役立つ力を身につけていきます。

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