独自技術での認知度向上を目指す企業に、清水ゼミの学生が効果的なPR方法を提案
公開日:2021年5月28日
5月20日(木)、商学部マーケティング学科・清水信年教授のゼミに所属する3年生12人が、ユニオン工業株式会社(兵庫県尼崎市)を訪問。昨年11月より取り組んできた、同社の独自技術のPR方法について発表を行いました。
清水ゼミが取り組んでいるのは、【尼崎市内企業の魅力発信事業】。尼崎市が、市内の企業と学生との接点を作ることを目的に行っている産官学プロジェクトです。2015年のスタート時より参画している清水ゼミは、これまでさまざまな企業の魅力発信や課題解決に取り組んできました。
そして今回、イタリアの大手靴下編機メーカー ロナティ・グループの日本総代理店である、ユニオン工業株式会社とマッチング。同社は、独自技術『 SbyS(エスバイエス – 靴下のつま先部分をフラットに自動縫製する)』での認知度向上を目指しており、学生たちはそのためのより効果的なPR方法を考えることに。
とはいえ、コロナ禍により、プロジェクトが始動した昨年11月以降、やり取りはすべてオンライン。一度も本社(ショールーム)を訪問することも、同社の方と直接顔を合わせてお話しすることもできないまま、この日の最終発表会を迎えることになりました。
しかし、半年に渡り、制限の多い環境のなかで試行錯誤を重ね、提案をまとめあげた学生たち。緊張のなかにも、その自負が垣間見える堂々とした発表をしていました。
聞いていた同社の担当者や尼崎市職員の方々から、ときに厳しい指摘がされる場面もありましたが、「こういう発想はなかった」と高い評価をいただきました。
また、同社から『SbyS』で製作した大学のロゴ入り靴下がサプライズで贈呈され、思わぬプレゼントに学生たちは大喜び。実際に、靴下の縫い目などを確認していました。
※ この日の様子は、5月24日(月)付の「毎日新聞」と、5月25日(火)付の「繊研新聞(繊維・ファッション業界最大の専門紙)」に掲載されました。