2大学合同プロジェクト! 前川ゼミがセキスイ畳『MIGUSA』の新製品開発に挑戦

2大学合同プロジェクト! 前川ゼミがセキスイ畳『MIGUSA』の新製品開発に挑戦

公開日:2025年7月2日

前川ゼミ×積水成型工業株式会社共創プログラム

働くための能力を大学生活でどのように身につけ伸ばしていくか”を、実践と経験から考察する人間社会学部人間健康学科・前川明准教授のゼミ。

2025年度は、積水成型工業株式会社との共創プログラムに取り組みます。これは、本学卒業生である谷川雄亮氏(2002年卒業/同社・機能成型品事業部事業企画担当部長)からの連携依頼によってスタートしたもの。また今回は、武庫川女子大学経営学部経営学科・井口徹郎教授のゼミとの合同プロジェクト。お互いに良い影響を与え合いながら、セキスイ独自の畳表『MIGUSA』の素材を使用した新商品・新サービスを考えていきます。

2月20日(木) キックオフミーティング

キックオフミーティング

前川ゼミに所属する学生9名と武庫川女子大学・井口ゼミの学生15名は、2月20日(木)に大阪市内の本社を訪問。キックオフミーティングを行いました。

冒頭、谷川氏より本プロジェクトおよび課題について説明。今回、ゼミ生たちは学生ならではの視点で『「MIGUSA」の素材を使用した製品・サービスの開発』に取り組みます。学生たちに「柔軟な発想で自由に新製品・新サービスを生み出してもらいたい」と伝えた谷川氏。中間発表までの目安としては「テーマ内容に関して5W1Hで組み立てをお願いしたい」と話しました。

本学卒業生・谷川雄亮氏

続いては、社内にあるショールームへ。展示されている『MIGUSA』を使ったさまざまな製品を見て回りました。興味深そうに触ってみたり、谷川氏やこの日同席されていた同社社員の方々に積極的に質問をしたり。社員の方々の丁寧な説明に、みな熱心に耳を傾けていました。

『MIGUSA』の説明を聞くゼミ生たち
ショールームを見学

見学後は、2大学の学生をシャッフルしてグループ分け。各グループで、自己紹介とカードを使ったアイスブレイク、グループワークを行いました。見学を経て、新たにどういった製品が作れそうか、またどういう製品やサービスがあるとおもしろいか。各々が考えたアイデアを出し合いました。その後、各グループごとに出たアイデアを発表。限られた時間だったにも関わらず、予想以上にたくさんのアイデアが出たことに、同社の皆さんも驚かれていました。

2大学合同でのグループワーク
アイデアを発表するゼミ生

そして最後に、中間発表までに期待することを学生たちに伝えた谷川氏。「この数十分でこれだけのアイデアが出るとは思わなかったので、次の中間発表でも柔軟な発想かつより実現性の高い企画を楽しみにしています」と話しました。

ここからは、各大学のゼミで企画を検討していき、6月21日(土)に中間発表を行います。

6月21日(土) 中間発表

中間発表

2月のキックオフミーティング以来4カ月ぶりとなる6月21日(土)。

谷川氏を含む3名の方が同席するなか、積水成型工業株式会社本社にて中間発表を実施しました。

この数カ月間、セキスイ独自の畳表『MIGUSA』の素材を使用した新商品・新サービスについて試行錯誤を繰り返してきた両ゼミの学生たち。前川ゼミ11名は3グループに、井口ゼミ15名は4グループに分かれて、それぞれの提案内容について発表を行いました。

徹底的に調査・分析。渾身の提案発表

『MIGUSA』の耐久性や耐水性、防汚性、抗菌性といった素材としての特性に加え、カラーバリエーションの多彩さを最大限生かした商品を考案した前川ゼミの3チーム。

調査・分析結果を発表

渾身の提案を発表

各グループともに、市場分析、需要動向調査、競合他社の分析から、売上販売目標、販売シュミレーション、マーケティング戦略、プロモーション、今後の課題などについて説明を行いました。

なかには、BtoB およびBtoCのターゲティング・戦略、B2B2Cに対する商品の売り方などに言及したグループも。各グループ、渾身の提案発表となりました。

高い評価の一方で、厳しい指摘も

各グループ発表終了後に設けられた質疑応答では、調査・分析データを踏まえたゼミ生たちの発表を高く評価された同社の方々。

一方で、詰めの甘さや実現に向けた課題を指摘される場面も。そのうえで、現状の問題点を解消していくためのアドバイスやアイデアもいただきました。

アドバイスをする担当者

2大学合同プロジェクトならではの相乗効果を

キックオフミーティング時、谷川氏からかけられた「柔軟な発想で自由に新製品・新サービスを生み出してもらいたい」という言葉。その言葉に応えるように、両ゼミの個性が表れた中間発表となりました。

2大学合同での取り組みということもあり、この場で初めて聞いた互いのゼミの発表は、大きな刺激となり、自分たちの提案に生かせる学びにもつながったようです。

より実現性の高い提案で、8月の最終発表へ

前川ゼミと武庫川女子大・井口ゼミ

最後に、「この短い時間で、各グループとも思った以上にまとめてきてくれていて驚いた。最終発表まであと2カ月近くあるので、今日伝えさせていただいたことを踏まえて、より実現性の高いアイデアを考えてもらえたら」と、ゼミ生たちに伝えた谷川氏。

その言葉通り、いただいた意見やアドバイスを生かし、両ゼミともここからさらに提案内容をブラッシュアップ。8月5日(火)の最終発表に臨みます。

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