現役の神戸市職員が考える『公務員』の仕事。そこにある“やりがい”と“課題”
公開日:2021年12月17日
【11月2日】神戸市の職員の方々から『公務員の仕事』についての講義。
これは、【公務員対策プログラム】を受講している1~3年生に通年で行われている『公務員特別演習』の授業の一環。この日は、全学年の合同授業としての講義となりました。
今回は、神戸西区役所から、3名の職員が本学を訪れ、それぞれの仕事について説明。また、民間企業と公務員の違い、市の職員としてどういう人が向いているかなどについても話されました。
次週は、学年ごとにわかれ、3名の方々とディスカッションを実施。行政としての今後の課題をテーマに意見を交わします。
本学には、『働く大人』たちから直接話を聞き、交流する機会が多くあります。そうした体験を通して、自分の将来を具体的に想像し、進路を定めていきます。
【11月19日】課題についてのディスカッションを通して、公務員のリアルな仕事に触れる
本学の【公務員対策プログラム】では、公務員を目指す学生のために必要な知識を段階的に学べるカリキュラムを用意。そのなかの『公務員特別演習』という授業の一環として、合同で受講した『神戸市の職員の方々からの講義』に続き、11月19日(火)にはテーマに基づいてのディスカッションを行いました。
この日は、学年を分けての授業に。2日(火)に講義を行っていただいた、神戸市西区役所の総務部まちづくり課および保険年金医療課の3名の職員の方々が、1~3年生の教室に分かれ、それぞれのテーマについてディスカッションしました。
3年生は【多様化する地域住民、地域コミュニティへの支援(自助共助)】をテーマに、多様な市民が暮らす街で「なぜ、地域コミュニティが必要なのか?」「これからの地域コミュニティに求められる役割」「行政として必要な支援」について話し合いました。
一方、2年生のテーマは【大学と連携した地域の活性化(産学連携)】。現在、西区が実施している『学生による西区向上委員会』『学生・西区連携まちづくり活動助成』といった活動を広く認知してもらい、より多くの学生に参加してもらうためにはどうすればよいか、について議論しました。
そして、1年生は【with コロナ時代における行政手続きのスマート化】をテーマに、令和7年度までにスマート化率70%達成に向け、電子申請・郵送申請等の普及率を上げるにはどうすればよいか、を考えました。
実際に行政が抱えている現場の課題についてディスカッションを行った学生たち。ただ講義を聞くだけでは感じ取ることができない、よりリアルな市の職員の仕事や取り組みに触れ、今後の自分の進路を考えるきっかけになったようです。
本学では、公務員対策プログラムだけでなく、自分の将来を具体的に想像できるよう、今回のように実際に働いている大人たちから直接話を聴き、交流する機会も多く設けています。