【六甲有馬ヒルクライムフェスタ】開催! 学生も自分たちで企画したイベント運営で貢献
公開日:2022年9月16日
今回、初の取り組みとなる【六甲有馬ヒルクライムフェスタ2022】イベント企画プロジェクト(※)。5月上旬に行われた説明会を経て、キックオフミーティング、有馬温泉街でのフィールドワークを実施。いよいよ本格始動しました。
※)9月11日(日)に開催される自転車レースのイベント【六甲有馬ヒルクライムフェスタ2022】。そのレースのスタート地点となる有馬温泉街で同時開催される『賑わいイベント』において、サイクルイベント参加者と地元の人たちとの交流促進や地域の活性化につながる企画提案を考えるプロジェクト
5月27日(金) キックオフミーティング
この日集まったのは、5名の学生たち(1名欠席)。全員初対面ということで、まずはアイスブレイク。自己紹介や当プロジェクトに参加しようと思った理由などを一人ずつ発表しました。
その後、担当教員である人間社会学部観光学科の西村典芳教授から、改めて今回の趣旨や概要、スケジュールについて説明。また、「企画を考える参考になれば」と、西村教授は自身が過去に携わった取り組みを紹介しながら、学生たちにアドバイスをしました。
6月5日(日) フィールドワーク
ミーティングから1週間後の6月5日(日)。参加メンバー6名のうち5名が有馬温泉を訪れ、フィールドワークを行いました。
有馬温泉 陶泉 御所坊の金井氏にアテンドいただき、畳屋をリノベーションした食堂、2階を改装して宿泊施設にした長屋、新しくできたカフェなど、いろいろな場所を見て回りました。
地元の方の説明を受けることで、より深く有馬温泉街を知ることができた学生たち。この日のフィールドワークを生かし、ここから具体的にイベントを企画。6月中に観光協会の方にプレゼンを行い、7月から準備に入る予定です。
9月11日(日)【六甲有馬ヒルクライムフェスタ2022】イベント当日
担当教員である人間社会学部観光学科・西村典芳教授の指導のもと、今年5月より『サイクルイベント参加者と地元の人たちとの交流促進・地域活性化につながるイベント企画』に取り組んできた学生たち。その集大成の場となる【六甲有馬ヒルクライムフェスタ2022】が、9月11日(日)に有馬温泉にて開催されました。
真夏と勘違いするほどの天候となったこの日。自転車レースは朝の7時からスタート。10時からの『賑わいイベント』開始前から、有馬温泉街にはレースを終えた人たちの姿が多く見られました。今回のプロジェクトに参加した学生5名も、朝早くからブースや景品の準備に奔走。
イベントの開催を緊張の面持ちで待ちました。
今回、学生たちが提案したのは、スマホを使いゲーム感覚で街歩きを楽しむ『てくログ』という企画。指定のアプリをダウンロードし、制限時間内に約40カ所のチェックポイントを自由に巡り、その場所をアプリ内で撮影。自分のTwitterにアップするとポイントゲット。一部のスポットでは条件をクリアするとボーナスポイントがもらえる、というもの。最後に獲得ポイントにより順位が決まり、上位の方には素敵な景品がプレゼントされます。
最初はちらほらだったものの、時間とともに学生が待つブースを訪れる人が増えました。アプリの使い方やゲームの進め方などをお伝えしたら、いざスタート。親子や家族で参加する方、レースを終えてお一人で参加する方などそれぞれでしたが、皆さん意気揚々と有馬温泉街へ向かわれました。
この日は、『てくログ』の企画を進めるにあたり、学生たちをサポートしてくださった会社の方も会場に。学生たちと一緒に、ブースで参加者の動向をチェックしました。ボーナスポイントを活用せずかなりの高ポイントを叩き出す強者も現れるなど、それぞれが『てくログ』を使った街歩きを楽しまれた様子。終了後には、「楽しみながら、いろいろと有馬温泉のことを知れてよかった」とのお声もいただき、イベントを企画した学生たちも嬉しそうでした。また、運営の傍ら神戸新聞から取材を受ける学生の姿も見られました。
さまざまな調査やフィールドワーク、企画の立案、当日に向けた準備など、少ない人数かつ短い時間のなかでの取り組みとなった今回のプロジェクト。大変なこともありましたが、参加した学生たちにとっては、行政や企業の方と連携して活動を行うなかで多くのことを学ぶことができ、得難い経験となりました。
最後に全員でイベントの振り返りを行い、プロジェクトは一旦終了となりますが、今回のこの経験を、来年1月に行われる【次世代観光経営フォーラム】にて発表予定です。