短期海外研修プログラム『異文化理解』。今年は長崎でホームビジット体験!
公開日:2022年9月20日
本学には、1年生を対象とした『異文化理解』という短期の海外研修プログラムがあります。
大学生活の初期段階での異文化経験により、外国語や異文化理解の必要性に気づき、その後の学びに生かすことが目的。また、現地での研修を通して、グローバルな視点から『なりたい自分』について考えていきます。
7月:グループごとに研修中の行動規則やルールについて話し合い
コロナ禍により昨年・一昨年は開講中止。3年ぶりの開講となる今年は、現2・3年生も履修対象とし、海外ではなく長崎での現地研修を行います。
プログラムへの参加を希望している学生は14名。事前研修として、4月から月に1回、担当教員の商学部経営学科・Romney Cameron特任准教授の講義を受講しています。
第3回目の講義では、現地でのグループ分けを行いました。4人で1チームとなり、リーダー・幹事・カメラマン・タイムキーパーといった役割を決定。その後、グループごとに研修中の行動規則やルールについて話し合い、英語でリストを作成。全員の前で発表しました。
参加学生たちは、8月末に3泊4日の研修に出発。アメリカ人の家庭でのホームビジット体験や現地の留学生との交流、長崎市内のフィールドワークなど行う予定です。
8月29日(月)~8月31日(水) 2泊3日の現地研修へ
本年4月より、担当教員である商学部経営学科のRomney Cameron特任教授の指導のもと事前研修を行ってきた学生たちが、8月29日(月)に研修先である長崎へ向け出発しました。
現地研修に参加したのは、2~3年生の11名。グループごとに、アメリカ人家庭でのホームビジット体験や現地留学生との交流、大浦天主堂やグラバー邸の見学などを行いました。
学内での事前研修において、留学生とのコミュニケーションに必要な英語学習を行ってきた学生たちですが、いざ実践となると思うように言葉が出てこない場面も。そんななかでも、臆することなく積極的に現地の留学生とコミュニケーションを図り、徐々に距離を近づけていました。また、ホームビジット体験を通じて、異なる文化で暮らす人々の考え方や価値観に触れた学生たち。実際に、自分の目で見て、環境に触れて、座学だけでは得ることのできない多くの学びや気づきがあったようです。
今回の研修のゴールは、『世界を舞台に夢を描き、挑戦し、活躍できる人材になる』こと。英語学習に対する意欲と実践的なコミュニケーション能力の向上を図るとともに、自国の多様性を理解し見識を深め、留学生や他の参加者との協働型の活動を通じて、積極性や協調性を養うことを目標に活動を行ってきました。
その思いに応えるように、2泊3日という短い時間のなかで、さまざまな力を養った学生たち。“実践”を通して学んだからこそ得ることができたことも多く、今後の目標もより明確になり、グローバルな視点から『なりたい自分』について考える貴重な機会となりました。
参加した学生の感想
海沼 勇乃介さん(商学部経営学科3年)
「自分を含めて、日本人は島国という特性から異文化に理解を持ちづらく、海外の人とコミュニケーションを取ることをためらっているように感じます。
今回の研修を踏まえて、今後は積極的に異文化に触れたいと思いました」