明確になった強みと課題。4年生が『教育実習報告会』で語った2週間の経験
公開日:2022年8月18日
夏休みの初日となった8月3日(水)、教職課程を履修する4年生による『教育実習報告会』を実施しました。
今回報告を行う4年生5名に加え、教職を目指す1~3年生、担当教員合わせて約20名が参加。これから教育実習を経験することになる後輩たちは、先輩の体験談を通して自分なりのイメージを膨らませていました。
前期の教育実習は、5月下旬~6月中旬でそれぞれ2週間。5人はこのときのことを振り返りながら、1日のスケジュールや流れ、実習内容、教材研究、授業観察や研究授業、授業外の活動や過ごし方などについて報告しました。また、授業を行う際に工夫した点、逆に気をつけた方がいいことについても、それぞれの経験から具体的に説明。生徒には自分から積極的にコミュニケーションを取ることが大切、とも話しました。
5人は自身の経験を通して、『IT化が進んでいる高校が多いので、パソコンなどの使い方に慣れておく』『担当科目以外も幅広く勉強しておく』『自分の長所・短所を把握しておく』『自分の高校時代を基準にしない』ことを、後輩たちにアドバイスしました。そのうえで、やれることをやりきることが大事だ、と。そして、「大変なことも多いけど、その分やりがいがあるので、ぜひがんばってほしい」とメッセージを送りました。
学生たちの報告を聞いていた教職課程の担当教員・池田曜子准教授は、「学校によってまったく違う考え方ややり方があるので、『ひとつのテンプレートを学んでいけばどこでも通用するというものではない』というのはすごく大切なこと」と話しました。
今回の教育実習では、コロナウイルスの影響で学級閉鎖を経験した学生も。同じ2週間という時間のなか、それぞれがまったく違う環境で、試行錯誤しながら取り組んできました。その経験を通して、自分の強みと課題が明確になり、“先生”になるために必要な学びを体得するとともに人間的にも大きく成長した5人。大変な経験だったからこそ、教職への思いはより強いものになったようです。
参加学生
- 皆さんの報告を聞いて、いろいろな意見があっておもしろくて、今後、自分が教育実習に行ったときに、今日聞いた話を参考にしていけたらなと思います
- とてもわかりやすい説明で感動しました。話を聞いていて、僕も実習頑張ろうという思いになりました