起業・事業承継を目指す学生を対象に【キャリアアップセミナー(起業・事業承継)】を実施
公開日:2022年9月6日
9月1日(木)、起業プラザひょうごにおいて、【キャリアアップセミナー(起業・事業承継)】を実施しました。
スペシャリスト育成を目的に行っている、本学独自の人材育成プログラム【キャリアアップセミナー】。『リテール』『流通・マーケティング』『ホテル』『ブライダル』に加え、今年度より新たに『起業・事業承継』がスタートしました。
「起業に関心がある」「親の事業を継ぎたい」「いつかは経営者に・・」と考える学生から、「経営者の話を直接聞いてみたい」という学生まで、約20名が参加。留学生の姿も多く見られました。
記念すべき第1回目の講師は、“味噌ダレ発祥の老舗餃子専門店”として広く知られる神戸の餃子の名店『元祖ぎょうざ苑』三代目店主・株式会社Dumplin 代表取締役の頃末灯留氏。本学商学部経営学科・川合宏之准教授と岡田恵実講師がコーディネーターとなり、プログラムがスタートしました。
元祖ぎょうざ苑がどのようにして成功、成長していったのか。まずは、頃末氏の波乱万丈のエピソードを聞きながら、経営のリアルについて学びました。頃末氏の講演後は、学生からの質問の嵐。頃末氏からの回答を、学生たちは一生懸命メモしていました。
午前のプログラム終了後、全員で元祖ぎょうざ苑に移動。味噌ダレで味わうぎょうざを堪能しました。
プログラムも折り返しとなる午後からは、グループディスカッション&プレゼンテーション。午前中に学んだ『元祖ぎょうざ苑の経営』から、「もしも自分が経営者になるとしたら、何を大事にして経営するか?」をテーマに、各グループで意見を出し合いました。
そして最後に、積極的な意見交換を経てまとめた、ぞれぞれの『元祖ぎょうざ苑事業』をプレゼンしました。学生たちが考えた新たな事業展開について、メモを取りながら真剣に聞かれていた頃末氏。なかには、思いもしなかった斬新なアイデアや、実はこれから展開を考えていた内容があったり。学生の提案に、頃末氏は感心しきりでした。
“ギョウザレンジャー”のポーズで記念写真
初実施となった今回。1日だけのプログラムではありましたが、だからこその濃い時間を過ごすことができた学生たち。お腹も夢も満ち足りる1日となったようです。
参加学生の感想
山本 拓磨さん
(商学部 経営学科 2年)
「今日の学びで心に残ったのは、『あなたのお客さんになりたい』という言葉。頃末さんのようにいろいろな経験を積みたいし、改めて早く起業したいと思うようになりました」
谷 沙央梨さん
(商学部 マーケティング学科 2年)
「私は、飲食店でアルバイトをしていて、お客様と関わるので、『あなたのお客さんになりたい』と思ってもらえるような接客を心掛けたいと思いました。また、失敗して落ち込むことがあるので、『気持ちの切り替えるためのスイッチを持つ』というお話がとてもためになりました」
西本 剛輝さん
(商学部 経営学科 2年)
「僕は、『ハイリスク・ハイリターン』という言葉が嫌いで、経営者とか社長になることには関心がありませんでした。ただ、頃末さんのお話を聞いて、諦めなければいずれキラキラしたものが見えてくる、ということを実体験を通して教えていただき、経営についても興味が持つことができました」
頃末 灯留氏のコメント
「若さというのは大きな武器であり、ここにいるすべての人に可能性があります。その可能性に向かって、一歩一歩、歩んでいきましょう。僕は僕の夢に向かって歩んでいくので、ともに歩んでいきましょう。ありがとう“ぎょうざ”いました」