長坂ゼミが、陸前高田市の活性化に向けた『半日観光コース』プランを企画・発表
公開日:2022年12月15日
商学部マーケティング学科・長坂泰之准教授のゼミでは、東日本大震災の津波被災地・陸前高田市の“まち”の活性化に取り組んでいます。
多くの観光客が訪れつつある、陸前高田市。しかし、まちなかを回遊する観光客は一部でしかなく、まちの魅力が十分に認知されていない、という現状があります。そこで、長坂ゼミでは、“まちなか”を含む陸前高田の魅力を『見える化』し、観光ルートとして提案することで活性化へつなげる、という取り組みを行っています。
9月8日(木)~10日(土) 陸前高田市にてゼミ合宿実施
9月8日(木)~10日(土)には、ゼミに所属する学生13名が陸前高田市にて合宿を実施。初日は、陸前高田商工会の副会長および市長からお話を聞き、市の現状について学びました。2日目は、観光物産協会の事務局長より『観光への取り組み』についてお話を聞き、奇跡の一本松、津波伝承館を視察。その後、各グループごとにフィールドワークを行いました。
自分たちの目で見て、歩いて、現地の方々と触れ合い、さまざまな方にお話を聞いた2日間。そのなかで、それぞれが感じた陸前高田市の魅力と、それをベースにまとめた『イチ押しの半日観光コース』プランを、最終日に発表しました。
タイトなスケジュールとなった今回の合宿でしたが、今後の人生において大切な気づきと学びを得ることができた学生たち。合宿の最大の目的である、『現場を見て、現場を五感で感じる』ことを、しっかり達成できたようです。
11月28日(月) 陸前高田市への最終報告
9月の陸前高田市でのゼミ合宿で、自分たち自身が感じた魅力を元に『イチ押しの半日観光コース』プランを作成。合宿最終日の発表で陸前高田市サイドからいただいた指摘やアドバイスを持ち帰り、それぞれがプラン内容のブラッシュアップを行ってきました。
そして、ゼミ合宿から約3カ月後の11月28日(月)。合宿時にお世話になった陸前高田市の方々とZoomをつなぎ、15名の学生が自身の提案プランの最終報告を行いました。
ひとつひとつの提案にじっくりと耳を傾けられていた陸前高田市の関係者の方々。最後の総評では、他県で行われている事例などを加えたことに対する評価や、いくつかの提案に強い興味を示される場面も。一方で、まだ具体的かつ現実的な提案にするためには課題がある、と指摘をいただいたものもありました。
この活動の目的は、“まちなか”を含む陸前高田の魅力を『見える化』し、観光ルートとして提案することで、陸前高田市のまちなかの活性化につなげること。長坂ゼミでは、今後も引き続き、陸前高田市と連携しながらこの活動に取り組んでいきます。