津波被災地・陸前高田市を盛り上げるため、長坂ゼミが『こども夏祭り』を実施!
公開日:2023年9月22日
商学部マーケティング学科・長坂泰之教授のゼミに所属する学生7名が、9月3日(日)に陸前高田市で『こども夏祭り』を開催しました。
昨年度から、東日本大震災の津波被災地・陸前高田市でゼミ合宿を行い、“まち”の活性化に取り組んでいる長坂ゼミ。 “まちなか”を含む陸前高田の魅力を『見える化』し、魅力的な観光ルートを提案した昨年の取り組み後の報告会で、地元の方から「ゼミ生のみなさん自らが活動して陸前高田を盛り上げてほしい」との声が。それを受けて今年度、学生たちが現地で『こども夏祭り』を開催することになりました。
また、「夏祭りにきたついでに、まちなかのお店に立ち寄ってほしい」との思いから、“まちなか会”とコラボして『クーポンチラシ』を用意。回遊性の向上にも取り組みました。
9月2日(土)に陸前高田市入りした学生たち。午後に夏祭り会場を訪れ、今回出店する5つのブース(射的・スーパーボールすくい・千本引き・駄菓子掴み取り、阪神淡路大震災で最大の被害を受けた神戸新長田のソウルフード・そばめし)の設営準備を行いました。
そして迎えた夏祭り当日。チラシの配布やポスター掲示など、市役所の強力なバックアップもあり、多くの親子連れや子どもたちが来場してくれました。“神戸らしさ”を演出するため、長田市発祥のそばめしを提供はもちろん、射的や千本引き・駄菓子掴み取りの景品を東北地方にはないものにするなど細かい工夫も。
現地訪問直前に、数名の学生が体調不良で参加できなくなり、少ない人数での運営にはなりましたが、学生たちは常に笑顔。子どもたちと一緒に夏祭りを楽しんでいるようでした。
最終日となった9月4日(月)には陸前高田商工会で報告会を実施。今回の取り組みにおいて、「良かった点」「反省点」などを、地元のみなさんと共有しました。その後、南三陸町・女川町の復興市街地を視察。学生たちにとって、今年度も充実したゼミ合宿となったようです。