ハイレベルな提案に審査も難航! 【第2回 高校生 食のSDGsアクションプラングランプリ】
公開日:2023年11月16日
11月11日(土)、【第2回 高校生 食のSDGs アクションプラングランプリ】の最終審査を実施。栃木県立矢板高等学校がグランプリを受賞しました。
本学の創設者でありダイエー創業者である中内 㓛の遺志を、若い世代に受け継いでいくことを目的に昨年度創設した本グランプリ。全国の高等学校・高等専門学校・中等教育学校から51チームにエントリーいただき、厳選なる審査の結果選ばれた12チームが、この日の最終審査に臨みました。
藤井啓吾学長による開会の挨拶の後、消費者庁長官である新井ゆたか氏をはじめとする審査委員を紹介。いよいよ、今年度の最終審査がスタートしました。
前半は、関西学院高等部『グローバルスタディ』をトップバッターに、おかやま山陽高等学校『サクランボ』、栃木県立矢板高等学校『農業経営科農業技術部』、山形県立村山産業高等学校『農業科学部』、江戸川学園取手高等学校『食べ物がかり』、立命館守山高等学校『10代の夢』の6チームが、それぞれの提案を発表しました。
関西学院高等部
おかやま山陽高等学校
栃木県立矢板高等学校
山形県立村山産業高等学校
江戸川学園取手高等学校
立命館守山高等学校
休憩をはさんで後半は、京都府立桂高等学校『菌類研究班』の発表からスタート。その後、栃木県立真岡北陵高等学校『食品科学研究部』、兵庫県立佐用高等学校『うっちゃん』、青森県立和久井農業高等学校『FLORA HUNTERS AQUA』、佐賀県立高志館高等学校『食品クラブ』と続き、最後は地元・兵庫県立農業高等学校『発酵技術研究会』が、全12チームのトリを務めました。
京都府立桂高等学校
栃木県立真岡北陵高等学校
兵庫県立佐用高等学校
青森県立和久井農業高等学校
佐賀県立高志館高等学校
兵庫県立農業高等学校
どのチームも、それぞれの学びの特性を活かした創造性のある個性豊かなアイデアを披露。プレゼンテーション後には、審査委員からの質疑応答が行われ、ときに厳しい指摘をされる場面も見られました。しかし、どのチームもひとつひとつの質問や指摘に真摯に回答。高校生とは思えない堂々とした対応が印象的でした。
今年度もとてもハイレベルな提案&プレゼンテーションとなりました。それゆえ審査は難航しましたが、そのなかで「グランプリ「準グランプリ」「審査委員特別賞」が決定。緊張の面持ちの高校生たちに結果が伝えられました。
今年度、栄えあるグランプリに輝いたのは、栃木県立矢板高等学校『農業経営科農業技術部』。自分たちの名前が呼ばれると驚いた表情を見せながらも、無邪気に喜びを爆発させていました。準グランプリは、佐賀県立高志館高等学校『食品クラブ』が受賞。また、今年度は、審査委員特別賞に5チームが選ばれました。
受賞チームには、審査委員長である藤井学長より賞状と賞金を授与。審査委員からの講評では、高校生たちの健闘を称えるとともにさらなる向上を期待する声が聞かれました。
自分たちの普段の取り組みを発表することができ、それに対するたくさんのフィードバックをもらい、同じように取り組む他校の生徒たちの提案を聞くことができたこの日。高校生たちにとって、今後の活動において大きな気づきや学びをえることができた貴重な機会になったようでした。
最終審査進出は12チームのみとなりましたが、日本全国から51チームものエントリーをいただき、今年度も多様な提案に出会うことができました。本グランプリは来年も開催予定です。また次回、高校生たちの素晴らしいアイデアに出会えることを楽しみにしています。
受賞チーム
グランプリ
農業経営科農業技術部(栃木県立矢板高等学校)
『その時、牛たちはどうする? ~地域と連携した持続可能な畜産への挑戦~』
準グランプリ
食品クラブ(佐賀県立高志館高等学校)
『イノシシ肉を使った「いのパン」の開発とジビエ肉の普及活動 ~持続可能な食料生産に向けて~』
審査委員特別賞
- FLORA HUNTERS AQUA(青森県立名久井農業高校)
- 食品科学研究部(栃木県立真岡北陵高等学校)
- 発酵技術研究会(兵庫県立農業高等学校)
- うっちゃん(兵庫県立佐用高等学校)
- 菌類研究班(京都府立桂高等学校)