プロダーツプレイヤーとして歩む卒業生が『スポーツキャリア論』で講義
公開日:2023年12月18日
本学には『スポーツキャリア論』という授業があります。
スポーツや健康について学んだ知識や体育会系のクラブ活動の経験が、実際の社会や仕事にどのように生かされるのかを考え、自立した豊かな人生を送るための方法を学ぶもの。12月5日(火)に行われた授業では、担当教員である人間社会学部人間健康学科前川明准教授に代わり、卒業生である永石勇弥さん(人間社会学部人間健康学科・2023年3月卒)が講義を行いました。
在学時からプロダーツプレイヤーとして活動していた永石さん。自身がダーツをはじめた時期からプロになった経緯をはじめ、ダーツの歴史や日本におけるプロダーツの歴史と現状について説明。競技以外で行っているダーツの普及活動などについても話しました。
また、“デュアルキャリア”(競技を続けながら会社員として働いたり、現役中から将来を見据えた準備をすること)として活動しているトッププロ選手について紹介。永石さん自身も、「プロの選手としてその道1本で歩むのか、仕事をしながら競技を続けていくのか、ギリギリまで迷った」と言います。結果、選んだのは“デュアルキャリア”の道。
大学卒業後は就職し、仕事をしながら競技を続けてきましたが、さまざまな事象が重なり、体調不良が続くように。そして、今後のキャリアを考えて、仕事を辞めることを決断。現在は“プロダーツプレイヤー”1本で活動しています。
講義を聞いていた学生たちも、これから自分の進路を決めていくことになります。
「20代のうちは好きなことをしてもいいと思う」と話した永石さんの言葉は、改めて自分の将来や生き方を考える貴重な機会となったようです。