東灘うはら祭りで開かれた『出張輪島朝市』に、本学学生がボランティアとして参加
公開日:2024年5月21日
5月11日(土)に神戸市東灘区で開催された『東灘うはら祭り』。その会場で開かれた『出張輪島朝市』に本学学生12名がボランティアとして参加しました。
能登半島地震で大半が焼失した石川県の輪島朝市。同じく阪神淡路大震災で被災した東灘区の『岡本商店街』からの招待を受け、この日、石川県外で初となる出張朝市が実現。輪島市朝市組合の8店舗13名が、東灘うはら祭りの会場で『輪島出張朝市』を開きました。
ボランティアとして参加した学生たちは、太陽が照りつけるなかで海産物を焼いたり、ブースで声掛けをしながら商品を販売したり。また、募金活動も行うなど、輪島市朝市組合の方々を全力でサポートしていました。
今回、学生たちがボランティアとして参加することになったのは、商学部マーケティング学科・長坂泰之教授が、『出張朝市 in 金石』の開催予定地で、輪島朝市エリアの復興計画の支援をしていたことがきっかけ。そこで偶然出会った岡本商店街振興組合の木下理事長から、東灘うはら祭りでの出張朝市に際して学生ボランティアを探している、と相談を受けた長坂教授。その話を聞いた長坂ゼミに所属するボランティアクラブ(社会イベント隊ランニングボランティア部)のメンバー・大西一輝さん(経済学部3年)が中心となってメンバーを集め、この日の参加となりました。
また、長坂ゼミでは今年2月~3月にかけて、本学の社会共創活動事業を活用し、神戸市兵庫区の平野商店街にあるカフェ空間をお借りして飲食店経営を行いました。ゼミ生たちは、その際に出た利益の一部を輪島朝市の義援金とすることを念頭に活動。この日、長坂ゼミに所属する大西さんと秋山滉登さん(商学部経営学科3年)は、活動で生まれた義援金を輪島市朝一組合の冨永組合長と橋本監事に手渡しました。
学生のコメント
大西一輝さん(写真中央)
- うはら祭りに参加してどうでしたか?
- 「笑顔でのコミュニケーションと助け合いの大切さを学ぶことができました。輪島朝市の方も岡本商店街の方も、イベント中はもちろんイベントが終了しても常に笑顔でコミュニケーションを取っていて、そのステキな笑顔でお客さまやその場にいるみんなが笑顔になっていると感じました。また、ほかのブースのお手伝いをしているのを見て、競争ではなく協力を大切にしていることを実感。お別れする際にはハグをしたり、涙を流している方もいて、とにかく感動しました。輪島の方々の優しさで心が温かくなり、お金では得られない大切なものを得ることができ、これ以上ないほど心に残る一生の宝物になりました」
- 輪島朝市の方にエールを
- 「今も大変な時期で辛いこともあると思いますが、その素敵な笑顔を絶やさず、元気で頑張ってください。輪島朝市の方々の笑顔は、周りに自然と伝染していく特殊能力だと思います。皆さまの人柄の良さには、周りがつい助けたくなる魅力が溢れています。私自身、できる範囲で募金活動のボランティアに参加し、都合があえば必ず輪島朝市に伺い、ボランティア活動をしたいと思います。これからもお体に気をつけて頑張ってください。一日も早く復興できることを願っています」