自分の大切にしたい“価値観”を考える。岡田ゼミが外部講師による講義を実施
公開日:2024年8月8日
“自分ごと”からはじまるビジネスやプロジェクトについて、ゼミ生同士の対話と実践に重きを置いて活動している、商学部経営学科・岡田恵実講師のゼミ。
7月18日(木)には、豚革小物を販売するピガップの代表・児嶋真人氏を招き、講義を実施。3年生のゼミ生16名が参加しました。
元プロキックボクサーとして活動していた児嶋氏。その後、メンズアパレルブランドを立ち上げ、“豚革”をメインとする革加工会社とのつながりができたことをきっかけに、“豚革”に興味を持つように。そして、「“豚革”の魅力を広めたい」との思いからピガップを立ち上げ、現在は豚革の小物販売を主力事業として、革小物の市場拡大を目指し活動されています。
児嶋氏は、講義のなかで自身の幼少期から現在までを振り返りながら『価値観の変化』について紹介。ゼミ生たちに「自分の大切にしたい価値観を考えよう」と話されました。
講義の後は、ゼミ生一人ひとりおよび児嶋氏双方からの質問タイム。ゼミ生は、現在扱っている商品やこれまでのスポーツ経験など、それぞれが興味のある内容について幅広く質問。一方の児嶋氏からは、今後のビジネスにつながるようにと、若者の革や財布に対しての意識について質問されていました。
そして、ゼミ生たちはそれぞれが気づいたことを付箋に書き込むと、児嶋氏の体に貼り付けていきました。この行為について、「体から剥がす際に、1枚1枚を手にとって見ることになる。このプロセスが重要」と岡田講師。一方、ゼミ生たちにとっても「付箋を貼ることで“メッセージを伝える”という感覚を得ることができ、双方にとって丁寧なコミュニケーションにつながる」と話しました。
決して順風満帆に歩んできたわけではなく、挫折も経験しながら、時間をかけて“自信”をつけてきたという児嶋氏。リアルな温度を持った言葉は、ゼミ生たちにとっても響くものがあったようです。講義を受けた3年生のゼミ生たちにとっては、就職活動準備も本格化してくる時期。改めて自分自身を振り返り、『大切にしたい価値観』について考える良いきっかけになりました。
講師からも質問をし、それに学生が答えていく。そうしたやり取りを通して、大人が相手であっても、学び合い、何かを与えることができる。岡田講師が講義で大事にしている『双方が学び合う』ということも、今回ゼミ生たちは体感することができたようです。