夢の実現に役立つ考え方を学ぶ【専門基礎演習】で、『宝地図』を作成&発表
公開日:2024年8月19日
本学では、専門科目の学びおよび専門ゼミ教育への導入として、【専門基礎演習】という授業を実施。各担当教員が設定したテーマに基づき、演習形式で専門教育に必要な基礎学力を身につけることを目標としています。
商学部マーケティング学科・濱田真由美准教授が担当するクラスのテーマは、キャリア教育をベースとした演習。本学の夢の種プロジェクトに沿って、「夢や希望を持って将来の生き方を考え、前向きに自己の将来を設計する力を育む」ことを目標に、ポジティブ心理学や認知神経科学のエビデンスに基づくワークやアクティビティを通じ、潜在意識の活用法、夢や目標の実現に役立つ知識や考え方、実践法を学んでいます。
7月19日(金)・23日(火)には、最終プロジェクトとして、学生たちが『宝地図』を使って将来の夢や目標を発表しました。
『宝地図』とは、手に入れたいもの、訪れたい場所、就きたい職業、将来の理想の姿、などをイメージさせる写真や言葉をコルクボードに貼ることで、夢や目標を可視化する自己実現ツールのひとつ。目につく場所に置き、夢が叶ったときの姿を繰り返しイメージすることで、夢や目標の実現に必要な情報を認識しやすくなり、アイデアも湧きやすくなります。また、自己肯定感が高まることで、人生に対する考え方や態度が変化。目標に向かって積極的な行動を起こしやすくなる効果があります。
宝地図の発表の特徴は、『すべての夢が叶った未来の自分』になりきって説明を行うこと。ほしいものや訪れたい場所などの身近な夢から、将来のキャリア、親孝行や社会貢献といった大きな夢まで、すでに夢が実現した自分として個性豊かに楽しく語った学生たち。発表が終わるたび、聞き手側のクラスメイト全員が“良かった点”をポストイットに書き、発表者にフィードバックしました。
発表を終えた学生たちからは、「緊張したけど、今まで発表したなかで一番楽しかったし、話している最中に『叶った!』という実感が沸いてきてよかった」「叶った自分として人前で話すことによって、もっと現実に近くなった気がする」「みんなが自分の話をしっかり聞いてくれたことがすごくうれしかった」との声が。一方、聞く側としても「好きな気持ちが伝わってきて、こちらまで楽しい気分になれた」「夢がみんな違っていて、でもどれも楽しそうな夢だと思った」「みんな本当に叶った感じで目がキラキラしていた。話すことで夢は実現に近づくんだと感じた」と感想を話しました。
濱田准教授は、「自分のなかにも素晴らしい才能と大きな可能性があることを信じ、夢の実現に向かって行動すること。そして、自分の『好き』と『強み』を生かし、自分らしく輝きながらこれからの人生を歩んでいってもらいたい」と話しました。