山川ゼミと有志学生がJTBと協働し、地方からの修学旅行生に神戸の街を案内
公開日:2024年12月17日
今年度、人間社会学部観光学科・山川拓也准教授のゼミに所属する学生と有志学生は、神戸を訪問する中高生に対して神戸の街を案内するプログラムに取り組んでいます。
学生たちが取り組んでいるのは『ひょうご神戸B & Sプログラム』。株式会社JTB神戸支店が事務局となり、修学旅行や校外行事で神戸(兵庫県)を訪れる中学生・高校生に対し、神戸で学ぶ大学生・留学生がガイド役となり、兄弟・姉妹(Brother&Sister)のように、『街歩き』+『交流』を提供するものです。
9月18日(水) 神戸市内4コースを案内
9月18日(水) 、同社から話を受けた山川准教授の呼びかけで集まった学生17名(ゼミ生11名と有志学生6名)が本プログラムに取り組みました。
今回は、同社が用意した6つのコースの中から、修学旅行生が班ごとに希望した4つのコースに同行することに。どのコースも、出発地点は人と防災未来センター、到着地点はメリケンパークですが、その間は『南京町エリア』『北野異人館エリア』『ベイエリア』『HAT神戸エリア』を、学生たちがガイドとなって散策しました。
移動は、基本的に公共交通機関や徒歩で行い、道中も修学旅行生と積極的にコミュニケーションを図りながら、神戸の魅力を紹介した学生たち。学校からの要望にもあった、観光スポットだけでなく街中に点在する阪神淡路大震災の遺構にも立ち寄るなど修学旅行ならではのルートを巡ることで、学生たち自身も改めて神戸の魅力を感じ、街の深層を理解することができました。
本プログラムは、『コミュニケーション能力』、『主体性』や『協調性』、『リーダーシップ力』など、社会人に求められるスキルの育成に役立つ取り組みでもあります。参加した学生たちも、今回の取り組みを通して、今後の就職活動や社会生活に生かせる貴重な学びを得ることができたようでした。
11月12日(火) 神戸市内9コースを案内
9月に続き、11月12日(火)に、留学生を含む本学の学生27名が東京都立鷺宮高等学校の修学旅行生に同行し、神戸の街を案内しました。
今回は、『居留地・南京町』『ベイエリア』『ビーナスブリッジ・北野』『ポートアイランド』『HAT神戸』『長田』『ハーブ園・布引の滝』『王子動物園・南京町』『神戸ベイクルーズとメリケンパーク』の全9コース。大学生1~2名と修学旅行生6~7名が1グループとなり、大学生をガイド役として各エリアを散策しました。
『王子動物園・南京町』コースでは、フラミンゴや羊、ホッキョクグマ、カバ、サルなど、さまざまな動物の観覧を楽しみました。特に、ホッキョクグマやカバの展示エリアでは、「おっきい!」「すごっ!」と声を上げて楽しんでいた高校生たち。動物園のランドマークとして親しまれている観覧車にも乗りました。
先回りして動物が見やすい位置を探したり、高校生の興味を探りながら、ガイド役を務めていた本学の学生たち。高校生からは「大学生は歳が近いので話しやすくて楽しかった」「地元だと動物園にはあまり行かないので、久しぶりに行けて楽しかった」などの声が聞かれました。
続いて、日本三大チャイナタウンのひとつ『南京町』と、その中心にある休憩スポット『南京町広場』へ。ここでは、豚饅頭や小籠包の食べ歩きを楽しみました。そして、1995年1月17日の早朝に神戸の街を突如襲い、多数の犠牲者や被災者を出した阪神淡路大震災。南京町での食べ歩きの後には、震災からの復興に向けて寄せられた多くの応援メッセージを焼き付けた赤レンガが敷き詰められる場所を訪れ、修学旅行で神戸に来たからこそ得られる「学び」を深めました。
半日のツアーを通して、高校生たちと積極的にコミュニケーションを図っていた学生たち。お互いの距離も徐々に縮まり、ツアーの後半では一緒に写真を撮る姿も見られました。
また、翌13日(木)には、18名の学生が埼玉県立川越総合高等学校の修学旅行生のガイド役として、全9コースを散策しました。