留学生が等身大の言葉で語り、高校生とともに考えた『母国の問題と解決方法』
公開日:2024年11月29日
11月20日(水)、須磨友が丘高校の生徒15名が本学を訪れ、今年度3回目となる留学生との交流授業を行いました。
須磨友が丘高校では、2年次・3年次の選択科目に『異文化理解/比較文化』の授業があり、他国の文化や国際理解について学んでいます。それに伴い、同校から留学生との交流要請を受け、2019年度より交流授業を実施。6月、10月に続き、今年度3度目となったこの日は、『留学生の出身国が抱える問題点と解決方法』についてディスカッションを行いました。
今回参加したのは、アメリカ、インドネシア、コロンビア、バングラデシュ、ベトナム出身の留学生6名。国ごとのテーブルに分かれ、環境・教育・労働・貧困・人種差別など、留学生の出身国での問題の現状を聞いた高校生たち。真剣に話を聞きながら、疑問に感じたことなどを積極的に質問していました。一方、高校生からのさまざまな質問に、等身大の言葉で答えていた留学生たち。それぞれの国の現状と解決方法について熱い意見交換が行われていました。
ディスカッション後は、各グループでの話し合ったテーマと解決方法を模造紙にまとめて発表。なかには、クイズを盛り込み、全員参加型での発表を行うグループも。留学生も高校生たちも、他グループの発表を興味深そうに聞いていました。
高校生たちにとって、留学生と直接対話することで、さまざまな国の現状や文化・慣習への深い理解につながっている、この交流授業。留学生たちにとってもまた、いろいろな角度から互いの国を知り、相互理解を深めることができる貴重な機会となっています。