藤本響平さん(人間社会学部観光学科4年)が神戸市長らとのミニトークセッションに登壇しました
公開日:2025年7月7日
人間社会学部観光学科・藤原喜美子ゼミでは、住居、衣服、食事、人生儀礼、年中行事、祭りなどをテーマに日本の日常生活(民俗)の特色を考察・研究活動に取り組んでいます。
2024年度から、ゼミの活動として神戸市で唯一の国宝建造物「三身山太山寺」(神戸市西区伊川谷町前開地区)の地域行事に関わり、2025年度には太山寺「練供養(ねりくよう)」の行事に参加しました。国宝の本堂や貴重な文化財を収めた写真展『創建1300年太山寺の国宝と文化財-神戸市唯一の国宝の建物は、西区にあった!-』の開催に伴い、ゼミ生の藤本響平さん(人間社会学部観光学科4年)が、神戸市長・久元喜造氏、太山寺歓喜院 住職・辻井定宏氏、写真家・瓦谷博氏らとのミニトークセッションに臨みました。
藤本さんが語る、『練供養』に参加して見えた太山寺の魅力
ゼミ活動で太山寺や前開地区の地域行事に関わってきた藤本さん。『練供養』をテーマとした卒業論文の執筆に取り組むなど、精力的に研究活動に取り組んできました。
司会者からは、「研究活動を通して気づいた、太山寺の魅力とは?」という質問が。
自身も菩薩の面を被り参加した練供養での経験を振り返りながら、「感覚を研ぎ澄ませ、集中することができる環境が魅力」と語りました。
トークセッションに先立ち行われた辻井住職の挨拶の中でも、「静かな環境でしっかり仏様と対話していただけるのは太山寺の大きな魅力」と語られる場面もありました。
久元市長からは、「藤本さんのように、体験を通じて“静けさがもたらす集中”に気づくことは、現代において大切な視点。多くの人に知ってもらいたい魅力ですね。」とのコメントが寄せられました。
写真展は7月31日まで開催中(入場無料)
このトークセッションにあわせて、西神中央ホールアートウォールでは現在、写真展『創建1300年 太山寺の国宝と文化財 -神戸市唯一の国宝の建物は、西区にあった!-』を開催中です(6/28〜7/31)。
写真家・瓦谷博氏が記録した、太山寺の練供養や地域の行事、貴重な文化財の数々が展示されているほか、流通科学大学 藤原ゼミの活動の様子も写真や動画で紹介されています。
ぜひ足を運んで、地域文化の奥深さと学生たちの取り組みに触れてみてください。