後藤ゼミが新たな挑戦へ。SDGSを意識したチョコレート菓子を有名菓子メーカーへ提案
公開日:2025年11月14日

社会共創活動として“食”の分野に特化した取り組みを行っている商学部マーケティング学科・後藤こず恵准教授のゼミ。こうしたプロジェクトを通して、地域経済の活性化促進および消費者への新しい価値提供を目指しています。
食のライフプランニング企業の本気を学ぶ
現在も、さまざまな活動を行っている後藤ゼミですが、今春からは2年生のゼミ生がSDGs(持続可能な開発目標)を意識したお菓子の企画に挑戦中。本プロジェクトは、フェアトレードやオーガニックの素材を使用した新しいチョコレート菓子商品の企画を考え、有名菓子メーカーへ提案するものとなっています。
2025年4月~ 調査・店舗見学・有機栽培農家訪問
今回、ゼミ生たちは創業から130年の実績を持つ「リブランディング支援専門」の事業コンサルティングファームである株式会社YRK and(本社:大阪市中央区、代表取締役社長:中許将一)の方からアドバイスをいただきながら、取り組みを進めています。
オーガニック・フェアトレードの重要性を学ぶ
まず、文献や新聞記事を通して有機栽培やフェアトレードの重要性を学び、環境や生産者に配慮した商品づくりの意義の理解を深めてきたゼミ生たち。店舗見学を通し、有機栽培やフェアトレード商品がまだまだ少ない現状を実感し、持続可能な社会づくりに貢献できるお菓子の必要性を改めて感じました。
株式会社YRK andの前野恵氏とのウェブ会議も重ね、多くの実践的なアドバイスを受けながら、企画の方向性を深めていきました。
今年9月には、神戸市西区にある有機栽培農家・ナチュラリズムファームを訪問。
生態系を保全しながら作物を育てる『自然と共生する農法』について、現地視察と生産者との対話から理解を深めました。
10月24日(金) 株式会社YRK&の方との意見交換
プロジェクト始動から半年を経た10月24日(金)。株式会社YRK andの Brand Growth Divisionディビジョン長である石嶋久稔氏との意見交換を実施しました。
新商品開発につながる“ペルソナ”の重要性


この日は、ゼミ生たちが行ったアンケートの結果を共有。その結果を踏まえて、石嶋氏からは商品開発におけるペルソナ設定についてのアドバイスが。「性別や年代、どういったライフスタイルを好み、過ごしているのか。詳細なペルソナ設定は新たな商品の開発において重要である」という石嶋氏の説明に、ゼミ生たちは企画の原点となる視点の大切さを実感したようでした。
テーマは「ホワイトデー×SDGs」。菓子メーカーへの提案に向けた挑戦がスタート
その後、ペルソナ設定のディスカッションから、“ホワイトデー”に着目したゼミ生たち。
「ホワイトデー×SDGs」をテーマに企画を深め、持続可能な社会づくりに貢献できるお菓子のアイデアを具体化していきます。
このアイディア創出の先では、菓子メーカーへの提案に挑戦するゼミ生たち。どのようなアイデアが生まれるのか、この先の後藤こず恵ゼミの活動にぜひご期待ください。
後藤こず恵ゼミについて
流通科学大学 商学部マーケティング学科の後藤こず恵ゼミは、これまでにも多数の企業と連携し、実際に商品化につながるプロジェクトを数多く手がけてきた実力派ゼミです。
2024年度には、ライフスタイルブランド「AKOMEYA TOKYO」とのコラボレーションを実施。
大学のある兵庫県産の有機米に着目し、その魅力を伝えるオリジナル米菓子を企画・提案。見事商品化を実現しました。
地域資源を活かし、ブランドの力と組み合わせて価値を創出するーー。
そんな“掛け合わせのマーケティング”を得意とする後藤ゼミ。
今年度も、「大阪王将」との産学連携プロジェクトを皮切りに、学生ならではの自由な発想と分析力で、地域と企業をつなぐ新たな価値づくりに挑戦します。
今後の活動に、どうぞご期待ください。














