地蔵盆の継承と地域のつながりを学ぶ

地蔵盆の継承と地域のつながりを学ぶ

公開日:2026年6月30日

地蔵盆の継承と地域のつながりを学ぶ1

人間社会学部心理社会学科の栗田真樹教授桑原桃音准教授が担当する 『社会調査演習Ⅰ』では、アンケート調査やフィールドワークを通して、地域で行われる祭事を対象に調査演習を行っています。

神戸市内で受け継がれてきた「地蔵盆」をテーマに、行事を支える人々の思いや、地域住民との関わりに着目。昨年度の取り組みを発展させ、西代寺(長田区)における地蔵盆の運営や継承について、継続的に調査を進めています。

地蔵盆は、子どもの健やかな成長を願う地域行事として、各地で大切にされてきました。一方で、地域コミュニティの変化や担い手の減少など、行事を続けていくうえでの課題も見え始めています。学生たちは、現地を歩き、話を聞き、記録することを通して、地域に根ざした行事の現在地を考えていきます。

6月20日(土) フィールドワーク

6月20日(土)、『社会調査演習Ⅰ』において、地蔵盆に向けた事前調査を行いました。

この日は、受講生6名に加え、昨年度の受講生2名もアルバイト調査員として参加。長田区・新長田駅周辺と須磨区・須磨寺周辺を歩き、地蔵盆が行われる場所や周辺環境を観察しました。

まちを歩き、地域に息づく文化を知る

調査は、新長田駅周辺の地蔵盆開催地を巡るフィールドワークからスタート。学生たちは地域を歩きながら、お地蔵様が置かれている場所や周辺の様子を観察し、地域の中でどのように行事が根付いているのかを見て回りました。

その後、地蔵盆の開催地である西代寺を訪問。住職より西代寺の歴史や地蔵盆の由来について説明を受けた後、インタビュー調査を実施。学生からは、「地蔵盆に込められた思い」「なぜ続けられているのか」「どのような思いで継承しているのか」「外国人の子どもたちの参加はあるのか」など、地域行事の意味や変化に迫る質問が投げかけられました。

地蔵盆の継承と地域のつながりを学ぶ2
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地域ごとの違いに目を向ける

午後は須磨区へ移動し、須磨駅周辺から須磨寺、須磨寺前商店街、須磨寺駅前地蔵尊を巡りながら調査を行いました。

地域ごとに異なる雰囲気や関わり方に触れながら、学生たちは地蔵盆がそれぞれの地域でどのように受け継がれているのかを比較し、調査の視点を広げていきました。

8月23日(日)には、地蔵盆の開催が予定されています。学生たちは当日、参加者へのインタビュー調査や運営の手伝いを行う予定です。今回の事前調査で得た気づきをもとに、地域行事がどのように受け継がれているのかを、さらに現地で考えていきます。

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