神戸青年会議所の産官学連携事業が本格始動。参加中のゼミが続々企業を訪問中!

神戸青年会議所の産官学連携事業が本格始動。参加中のゼミが続々企業を訪問中!

公開日:2022年10月20日

6月8日(水) 白ゼミの学生が【株式会社EGIJ】を訪問

神戸青年会議所の産官学連携事業『New Kobe New Self』

4月にキックオフした、神戸青年会議所の産官学連携事業『New Kobe New Self』。神戸の企業やまちが直面している課題を共有し、ともに解決策を考えていく課題解決プログラムです。

本学からは4ゼミが参加中。そのひとつ、商学部マーケティング学科・白 貞壬(ベック ジョンイム)教授のゼミに所属する学生のうち4名が、6月8日(水)に株式会社EGIJ(神戸市灘区)を初訪問。事業説明および現在の課題、学生にお願いしたいことなどについて、具体的な説明を受けました。

メモを取る学生

ミーティング中の学生

ここから定期的にミーティングを行いながら、中間発表に向けてより効果的な課題解決策を考えていきます。

6月22日(水) 秦ゼミの学生が【神戸市立須磨海浜水族園】を訪問

企業訪問

白ゼミの学生たちに続き、6月22日(水)には、商学部マーケティング学科・秦洋二教授のゼミに所属する学生6名が、神戸市立須磨海浜水族園(神戸市須磨区)を訪問しました。

“スマスイ”の愛称で神戸市民に親しまれている須磨海浜水族園。現在は、指定管理制度(※)により株式会社グランビスタ ホテル&リゾーツが運営を行っています。

※)民間のノウハウの活用と競争原理の導入により、市民サービス向上等を図ることを目的とする制度

この日は、そうした運営方式の解説をはじめ、スマスイの歴史について、広報担当の方から説明を受けた学生たち。また、『平時ではない世の中での新たな水族館運営』『マイクロプラスチックなどの影響による海洋汚染問題』『人の往来による地域のごみ問題』といった、水族園が抱える課題を共有しました。

学生

質問

メモを取りながら真剣に聞いていた学生たちは、それぞれ気になったことや疑問に感じたことを積極的に質問していました。

スマスイの歴史や抱えている課題に触れ、「チームで協力して、最善の提案ができるようにがんばります!」と意気込みを語ってくれた宮本直弥さん(商学部マーケティング学科3年)。

そんな学生たちの思いを受け、秦教授も「須磨海浜水族園の課題解決に少しでもお役に立てるよう、学生と一緒に考えていきたい」と話しました。

提案する学生

【神戸市立須磨海浜水族園】は2023年5月末で閉園。2024年には、新たな水族館・神戸須磨シーワールド(仮称)として生まれ変わります。学生たちが取り組むのは、新旧2つをつなぐ提案。 “スマスイ”が「地元神戸で果たしてきた役割」「地域に提供してきた価値」をポイントに、課題解決のために「何ができるか?」を考え、7月の中間発表に臨みます。

10月13日(木) 最終プレゼン大会

青年会議所 プレゼン

今年5月から取り組んできた、神戸青年会議所との連携事業『New Kobe New Self』の最終プレゼン大会が、10月13日(木)に行われました。

神戸の企業やまちが直面している課題を共有し、ともに解決策を考えていく今回の連携事業。参加チームは、それぞれが担当する企業と課題を共有し、解決策を考えてきました。夏には各企業で中間発表を実施。そこで選ばれた1チームが最終プレゼン大会に出場し、全参画企業の提案のなかから優秀賞が選ばれます。

最終プレゼン大会に進出したのは、本学を含む3大学7チーム。うち、本学からは5チーム(4ゼミ+個人参加A)が出場しました。

プレゼン

学生達が登壇

トップバッターとして、商学部マーケティング学科・白貞壬(ベック ジョンイム)教授のゼミに所属する学生たちが登壇。続いて2番目に商学部マーケティング学科・後藤こず恵准教授のゼミ生、4番目に人間社会学部観光学科・石橋仁美特任教授のゼミ生のうち5名の代表者が、それぞれの担当企業への提案発表を行いました。

学生たち

5番目には、それぞれ個人で参加した学生3名がチームとなった個人参加Aチームとして、樫野百瀬さん(商学部経営学科2年)と神戸松蔭女子学院大学の学生が登壇。もう一人のメンバーである椿野叶菜さん(商学部経営学科1年・この日は授業のため欠席)とともに考えた提案を発表しました。そして、6番目が本学参加チームラストの発表。商学部経営学科・柿沼英樹准教授のゼミ生1名が代表として壇上で提案についての説明を行いました。

プレゼンする学生

個人参加の学生

各チームの発表後には、企業および審査員からの講評タイム。「もう少し具体的な説明を提案に盛り込んでほしかった」という指摘もありましたが、「しっかりしたマーケティングがされている」「よく調べられている」「価格設定したなかでどのような内容になるのか、もう少し詳しく知りたい。興味がある」といった好意的な意見が多く聞かれました。

講評

審査員の評価

相対的に審査員からの評価は上々でしたが、優秀賞は他大学のチームに決定。5チームとも受賞は逃しましたが、企業の方々と直接課題を共有しながら改善策を考えていく今回のプロジェクトは、学生たちにとって大きな経験になったようです。この悔しさと経験を糧に、また次なる挑戦へ踏み出します。

※ 今回の連携企画は、課題解決はもちろん、大学生が企業を知り就職につなげることでWin-Winの関係を築くこと、を目的としています

【最終プレゼン大会進出チームと担当企業】
  1. 白貞壬(ベック ジョンイム)教授ゼミ【株式会社EGIJ】
  2. 後藤こず恵准教授ゼミ【冨永貿易株式会社】
  3. 石橋仁美特任教授ゼミ【株式会社ラスイート】
  4. 個人参加A(樫野百瀬さん・椿野叶菜さん)【株式会社ポトマック】
  5. 柿沼英樹准教授ゼミ【神戸市】
【参加学生の感想】
  1. 受賞できず悔しかったですが、この経験を生かして、さまざまな立場の方々としっかり協力し、プロジェクトを進めていける社会人になりたいです(後藤ゼミ)

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