上田ゼミの留学生が、“須磨寺”で須磨区の観光活性化へ向けた施策を発表!

上田ゼミの留学生が、“須磨寺”で須磨区の観光活性化へ向けた施策を発表!

公開日:2023年3月8日

須磨区の地域活性

2月17日(金)、商学部経営学科・上田義朗教授のゼミに所属する留学生が、須磨寺境内の本坊にて『須磨区の観光活性化へ向けた施策』を発表しました。

上田ゼミ(留学生クラス)では、研究調査能力の向上と国際交流・日本理解の進展と深化を目的に活動しています。そのなかで、神戸市および神戸市須磨区の歴史や現状を調査。外国人の観点から観光活性化へ向けた施策を考えてきました。

須磨区の歴史や現状を聞く

2022年11月には、フィールドワークのため須磨寺を訪問。12月には、神戸市観光経済局の方から神戸市の観光の現状や調査に対するアドバイスを受けました。また、一紘琴(須磨琴)奏者を本学に招き、交流。それらを踏まえ、この日の最終発表となりました。

※)一紘琴(須磨琴)は、一枚の板に一本の絃を張っただけの原始的な小琴。兵庫県無形文化財に指定された、素朴な音色が特徴の、『須磨』発祥の伝統の楽器

学生たちの発表を聞くため、市民の方9名、本学に来ていただいた一紘琴奏者の方3名が参加。冒頭、上田教授が今回の発表に至るまでの経緯を説明した後、教育助手としてゼミに参加している周 曄さん(商学部マーケティング学科3年)が研究発表を行いました。

研究発表

市民の方々

今回、ゼミメンバーは、中国人チームとベトナム(とその他)チームに分かれ、それぞれが須磨や須磨寺について調査・研究。チームごとに考えた観光施策について、学生を代表して周さんが発表。「英語表記などの案内」の必要性についての説明では、参加者の方からも「そこは重要なこと」と感心の声があがっていました。

発表終了後、上田教授より同席していた留学生2名の紹介が行われると、参加者から「外国人から見て、須磨はどうしていけばよいか?」といった質問が。2名は、それぞれが感じたことを丁寧に伝えていました。

須磨寺での発表

一紘琴

そして最後は、参加した市民の方に向けて、一紘琴の演奏が披露されました。一絃琴発祥の地・須磨に、その伝統を蘇らせ守り育てている、一紘須磨琴保存会。新しい一絃琴音楽の確立にも取り組みながら、その活動を広げていこうとしています。以前、本学で演奏をされた際、留学生から出たさまざまな意見を真摯に受け止められ、この日はみなが知っている曲をセレクト。庭の水の音と相まって、会場は雅な空気に包まれました。

今回の会場は、一般の人はなかなか入れない場所。その趣のある場所で、琴の音色や参加された方々との交流を楽しんだ留学生たち。記憶に残る有意義な時間となりました。

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