後藤ゼミが、本学卒業生の会社とタッグを組み開発した新商品が完成!

後藤ゼミが、本学卒業生の会社とタッグを組み開発した新商品が完成!

公開日:2024年1月26日

商品開発

商学部マーケティング学科・後藤こず恵准教授のゼミでは、シンコー食産株式会社との『新商品開発プロジェクト』に取り組んでいます。

菓子製造やカフェ事業、インターネット通販事業などを行っているシンコー食産株式会社。3代目が本学の卒業生であることから、今回のプロジェクトがスタート。ゼミに所属する学生たちは、今夏より製品や流通、価格、SNS広告についてなどを学んできました。

プロジェクトスタート

また、新たな可能性についての気づきを得るため、『試食会』も実施。“パスタのお菓子屋”として親しまれている同社の代表的な商品『パスタでポン』『サクットパスタ』などを試食し、味の違いなどについて、気づいたことをまとめていきました。

パスタでポン

試食会

9月20日(水) 会社訪問・工場見学

商品販売

そして、9月20日(水)、現地視察のため奈良県・斑鳩町にある同社を訪問しました。

まず、本学の卒業生で営業部課長の吉岡礼成氏(2011年卒業)から、会社概要や商品の販売チャネル、プロモーション、商品開発において「できること」「できないこと」などについて説明。その後、専務取締役でインターネット通販事業に携わる吉岡宏泰氏より、今回のプロジェクトにおいて学生たちに期待すること、が伝えられました。

吉岡礼成氏

また、事前に提出していた学生たちからの質問にも回答。既存の枠にとらわれず、いろいろな角度から考えてほしい、とアドバイスしました。

続いて、商品が製造されている工場を見学した後、同社が昨年12月にオープンさせた直売所『サクッとカフェ』へ。商流に流すことが難しい小分け商品や地域限定商品など、インターネット上では購入できない商品も販売されているとあって、学生たちも気になった商品を手に取り、真剣に見て回っていました。

カフェを見学

この視察で得た情報を踏まえ、ここからコンセプトを決定。企画を絞り込み、10月下旬の中間発表に臨みます。

10月20日(金) 中間提案

中間提案

9月に現地視察を行ったゼミ生たちが、10月20日(金)にオンラインで中間提案を行いました。

現地視察の際、同社から「既存の枠にとらわられない自由な発想」での提案を期待されていたゼミ生たち。視察から1カ月、6グループに分かれて、試行錯誤を重ねてきました。グループごとにテーマやコンセプトを考え、それぞれが新しい商品を考案。本学の卒業生である営業部課長・吉岡礼成氏や専務取締役・吉岡宏泰氏らに対し、提案しました。

グループ①

グループ②

各グループともに、自分たちが考えた商品とその詳細について発表。また、市場背景や楽天ランキングの分析、インタビュー調査などの結果、それらを踏まえたうえでその新商品を販売するメリットなどについて説明しました。

グループ③

全6グループの発表後には、同社のおふたりによる講評。より突っ込んだ質問や提案の矛盾への指摘などもありつつ、より良い商品にするためのアドバイスも。また、なかには今すぐ試作に進める提案もあり、早々に確認してくれるとの嬉しい反応もいただきました。

1月5日(金) 最終提案&パッケージデザイン決定①

最終提案

10月の中間提案後に試作を行い、11月18日(土)・19日(日)に開催した学園祭 りゅうか祭では試食会&アンケート調査を実施。以降、販売が決定した2商品の販売戦略について考えてきました。

そして冬休み明けの1月5日(金)。オンラインで最終提案を行うとともに販売商品のパッケージを決定しました。

ディスカッション①

ディスカッション②

販売対象となるペルソナを、年齢や職業、ライフスタイルまでより詳細に落とし込んで設定。対象者に、どういったコンセプトで、どのようにプロモーションしていくのか、チームごとに発表しました。

パッケージ①

その後、吉岡氏から提示されたパッケージのデザイン案を見ながらディスカッション。ゼミ生たちの意見をもとに、1商品のパッケージは決定しましたが、もうひとつの商品は未決定のまま。改めてディスカッションを行い、決めていくことになりました。

1月12日(金) パッケージデザイン決定②

パッケージデザイン決定

1月12日(金)、前週決まらなかった商品のパッケージデザインについて検討・決定しました。

この日、実際のパッケージを持って本学を訪れた吉岡氏。ゼミ生たちは、吉岡氏が自作したという手作りのパッケージ案2つを手に取りながら、チームごとに意見をまとめていきました。

ディスカッション③

ディスカッション④

同時に、店頭では、どんな人に、どのようなメッセージを、どうやって伝えるかについてもディスカッション。その後、チームごとに自分たちの推しのパッケージデザインと、販売について話し合った結果を発表しました。

パッケージ②

最後に、吉岡氏が改めて学生たちにデザインについての意見をヒアリング。そのうえで、全員による挙手制で残っていた商品のパッケージも決定しました。

社会連携 新着記事

社会連携一覧を見る

資料請求

デジタルブック

ページトップ