観戦者調査に基づきデータを分析。山口ゼミがレッドハリケーンズ大阪への報告会を実施
公開日:2024年6月24日
6月18日(火)、人間社会学部人間健康学科・山口志郎教授のゼミに所属する3年生の学生たちが、レッドハリケーンズ大阪に向けて、今年度の取り組みの報告を行いました。
本学がジャパンラグビー リーグワンに所属するレッドハリケーンズ大阪と連携協定を締結した2022年より、共同プロジェクトに取り組んでいる山口ゼミ。来場者の集客増加に向けたデータを得ることを目的に、『レッドハリケーンズ大阪のマーケティング分析のサポート』として、チームと協働しながらスタジアムでの観戦者調査を行っています。
今年度のプロジェクトは、2023年12月にスタート。今年3月末にスタジアムでの現地調査を実施し、その調査に基づきデータを分析。そしてこの日、レッドハリケーンズ大阪の副部長・山内氏とブランディングマネージャー・田甫氏、マーケティングリーダー 兼 広報の才口氏を本学に招き、報告会を行いました。
ゼミ学生たちは、現地調査を通して、紙とオンライン(QRコード読取→回答)のアンケートを配布・回収。
それをもとに、来場者の属性(年齢や性別、居住地、交通経路、チケットの入手方法や観戦経験など)や来場動機(全体、昨年度と今年度・性別・年代・観戦回数などによる比較)、チームアイデンティフィケーション(チームに対する愛着の度合い)、地域貢献活動や環境保全活動への認知や評価について報告しました。
ゼミ生たちの報告に、ときに深く頷きながら、真摯に耳を傾けていたレッドハリケーンズ大阪の皆さま。「ある程度想像していた通り」のものもあれば、「意外だった」と話すものもあり、納得と驚きが混在する結果になったようですが、「こうしたデータはマーケティング戦略を立案するうえでとても貴重。本当にありがたい」と、ゼミ生たちに感謝されていました。
今後に向けては、オンラインでの回答を増やすための取り組みや質問項目の再考などについて進言。また、より突っ込んだ質問をしながら、ゼミ生たちと活発なディスカッションを行うなど、双方にとって得るものの多い有意義な時間となりました。
ゼミ生たちは、今回の報告会でのアドバイスや提案を踏まえ、10月26・27日に流通科学大学で開催される『日本生涯スポーツ学会第26回大会』にてポスター発表を行います。