職場のリアルな空気に触れる『企業見学ツアー』で、各業界の仕事を体感
公開日:2024年10月4日
9月10日(火)~13日(金)にかけて『企業見学ツアー』を実施。IT・金融・アパレル・小売・食品メーカーの計5社を訪問しました。
企業のオフィスに赴き見学できる貴重な機会ということもあり、学生たちに人気の『企業見学ツアー』。今年度は、約30名が参加しました。今回は、訪問した5社のうち2社のプログラムについて紹介します。
Visit① 日新信用金庫(金融)
兵庫県明石市に本店を置く日新信用金庫は、明石・神戸・三木の3つの信用金庫が合併して誕生。2021年に創業100年を迎えた老舗の金融機関で、本学の卒業生も多く在籍しています。
この日は、業界および会社の概要説明を聞いた後、店舗(本店営業部)を見学。営業担当の方から、取り組んでいる業務についてのお話しも聞くことができ、仕事についてより深くイメージすることができました。
その後、お札の勘定体験も行いました。この日1日、学生たちの対応を担当いただいたのは、本学の卒業生。人事担当としてはもちろん、OBだからこその距離で、学生たちにいろいろなお話しをしていただきました。
Visit② 株式会社ロック・フィールド(食品メーカー)
一昨年、創業50周年を迎えた中食業界のリーディングカンパニー、株式会社ロック・フィールド。今回訪れたのは、東灘区魚崎浜にある神戸ヘッドオフィス(本社)。「使われなくなった巨大な物流倉庫を最新の食品工場に生まれ変わらせる」という考えのもと、建築家・安藤忠雄氏によって設計・デザインされた開放感のあるオフィス・ファクトリーです。
まず、企業内にある保育所を見学した後、会議室で企業説明を受けた学生たち。その後、オフィス内を見学。社員の方々が新商品の試食をしている場面を見ることもできました。最後の質疑応答では、全員が積極的に質問。担当者からは、今後の就職活動について「自分の目でいろいろな業界を見て、感じて、行動していくことが大切」とアドバイスを受けていました。
限られた時間ではありましたが、働いている方々の声を聞き、実際の業務を間近で見ることができた今回の『企業見学ツアー』。参加学生からは「働くとはどういうことなのかを考えるきっかけになった」「今後もインターンシップなどに参加し、将来なりたい自分に近づけるよう努力したい」といった声が聞かれました。企業説明会や個々での業界・企業研究等ではわからないことや見えないことをたくさん知ることができ、今後につながる貴重な経験になったようです。
参加した学生たちは3年生。数か月後からは本格的な就職活動がはじまります。その前にこうした機会を持てたことで、改めて自分の進路について深く考えることもでき、それぞれにとって有意義な時間となったようです。