“若者向けカジュアルクルーズ” の提案に挑戦した【I-1グランプリ】で、栗田ゼミが優勝!
公開日:2021年12月25日
10月6日(水)、株式会社フェリーさんふらわあご協力のもと、【第5回神戸学生イノベーターズグランプリ(通称:I-1グランプリ)】の開会式を実施しました。
これまで、株式会社伍魚福、大正製薬株式会社、トーラク株式会社、ワッフル・ケーキの店 R.L(エール・エル)にご協力いただき、多くの学生たちが課題解決に取り組んできました。今年度は、株式会社フェリーさんふらわあのご協力を得て、『若者向けのカジュアルクルーズの提案』に挑戦します。
今回は、本学を含め近隣の大学から36チーム・約130名がエントリー。開会式となったこの日は、対面での参加を1チーム2名までとし、その他の参加者のためにZoomでのライブ配信を実施しました。
式は、本学の藤井啓吾学長による開会の挨拶からスタート。続いて、株式会社フェリーさんふらわあ代表取締役社長・赤坂光次郎氏が壇上に立ち、参加学生たちへ激励のメッセージが送られました。その後、同社の担当者による会社概要・テーマ解題説明、事務局より今後のスケジュールやプレゼンテーションの注意事項、審査基準などについて説明が行われました。
すべての説明を聞き終えた学生たちからは次々と質問が。同社の担当者が「すごくいい質問」と驚かれる場面も見られました。
これから約3カ月、それぞれのチームで調査・研究を実施。メインテーマである、『若者向けカジュアルクルーズ』の提案を考え、年末の最終プレゼンテーション会に臨みます。今回も、日ごろの学びと発想・企画力を活かした提案に期待です。
※今年度はすべて対面での実施を予定しています
11月10日(水)中間プレゼンテーション会
『中間プレゼンテーション会』で、現時点での評価と課題が明確に!
株式会社フェリーさんふらわあご協力のもと、10月にスタートした【第5回神戸学生イノベーターズ・グランプリ(通称: I-1グランプリ)】。11月10日(水)には、参加35チームが中間プレゼンテーションを行いました。
『若者向けカジュアルクルーズの提案』をテーマに取り組んでいる学生たち。10月下旬には、さんふらわあごーるど(神戸⇔大分)に乗船し、フィールドワークを行いました。開会式で伝えられた、株式会社フェリーさんふらわあからの要望に加え、実際の乗船体験を通して感じたことや気づいたことなどを踏まえ、各チームごとに企画を考案。1カ月という短い時間のなかで、現状分析や市場調査、コンセプト、ターゲット層などをまとめ、発表を行いました。
発表後は、審査員として同席していた、株式会社フェリーさんふらわあの担当者と本学教員による講評が行われました。若者ならではの斬新なアイデアや視点が高く評価された一方、落とし込みの甘さや提案の中途半端さ、資料の見にくさなど、厳しい指摘がされた場面も。ただ、そうした厳しい言葉により、多くの気づきがあったのも事実。最終発表までに何をしないといけないのか、より良い提案をするためには何が必要なのか。学生たちにとって、今後の課題が明確になる良いアドバイスになったようでした。
今回の中間プレゼンで評価してもらった点や指摘された点を改めて整理し、いただいた貴重なアドバイスをしっかり生かし、12月の最終プレゼンテーション会に臨みます。
学生たちの中間プレゼン終了後、商学部マーケティング学科・清水信年教授による『魅力的な商品企画プレゼンを目指して』というテーマのミニ講義を開講。最終発表に向かう学生たちにとって、より良い提案を作るうえで大事なポイントを学べたことと思います。
最終プレゼンテーション会(予選・決勝)は、12月25日(土)。本学キャンパスにて実施予定です。
12月25日(土)最終プレゼンテーション会
株式会社フェリーさんふらわあのご協力のもと、10月から取り組んできた【第5回神戸学生イノベーターズグランプリ(通称:I-1グランプリ)】の最終プレゼンテーション会を、12月25日(土)本学にて開催しました。
昨年度は、コロナ禍により事前に動画で予選を実施し、決勝進出を決めたチームのみが本学で対面でのプレゼンテーションを行いました。しかし、今年度は例年通り、予選・決勝を同日に実施。本学の学生をはじめ、神戸芸術工科大学、兵庫県立大学の学生約160名・計35チームがこの日の最終プレゼンテーション会に臨みました。
まずは、全35チームによる予選会からスタート。どのチームも、11月の中間プレゼンで指摘されたことをしっかり修正・ブラッシュアップし、約1ヶ月でかなり具体的かつ現実的な『若者向けのカジュアルクルーズの提案』に作り込んでいました。
かなりの激戦となった予選を勝ち抜き、9チーム(全チーム本学)が決勝進出を果たしました。残念ながら決勝に進めなかった他チームと、ここから審査員として参加された株式会社フェリーさんふらわあ代表取締役社長・赤坂光次郎氏、本学の藤井啓吾学長を前に、この日2度目となるプレゼンを。予選では緊張も見られましたが、同日2回目ということで、どのチームも落ち着いて臨み、質疑応答にも冷静に対応していました。
そして、6チームの発表が終わったところで、敗者復活となる3チームが発表! 予想外の展開に、名前を呼ばれた学生たちは驚いていましたが、その動揺を感じさせないしっかりしたプレゼンを見せてくれました。
全チームの提案を聞いた株式会社フェリーさんふらわあの赤坂社長は、「皆さん、本当に長い間お疲れさまでした。審査は非常に拮抗していて、順位をつけるのが難しかったです。賞は取れなかったけれど、採用したい提案もありました。今後も、もし良い提案を思いついたら、会社に連絡いただけると嬉しいです」と、数か月間の取り組みを労うとともに、学生たちの視点やアイデアを評価されました。
決勝は、『発想』『企画』『表現』の3つのポイントの合計得点により審査。その結果、見事優勝に輝いたのは、本学の『栗田ゼミ』チーム。同ゼミの学生は、「こうした本格的なプレゼンテーションに参加するのは初めてで、貴重な経験になりました。こういう場所を設けていただき、優勝に選んでいただき、本当にありがとうございました」と受賞の喜びを語りました。
例年は、審査の後に表彰式を兼ねた懇親会を開催し、企業・大学の垣根を超えた交流を図りながらディスカッション。学びや気づきを深めていきます。しかし、昨年同様、今年もコロナ禍ということで、懇親会は中止に。ただ、仲間と一緒に試行錯誤を重ねながら、取り組んできた3か月は、学生たちにとってかけがえのない学びの時間となったとともに、今後につながる貴重な経験になりました。
最終審査結果
優勝
栗田ゼミ(流通科学大学・栗田真樹ゼミ)
『移動しながら楽しめ、旅をサポートするBINGO企画「さんふらわあふなたびんご」の提案』
準優勝
Flag of hope(神戸芸術工科大学)
『海の上の温泉旅館 さんふらわあが温泉宿に』
第3位
ULT-UM(流通科学大学・上田真由美ゼミ)
『XRを活用した謎解きフェリーイベント』
特別賞
AMARISU(流通科学大学・田中康仁ゼミ)
『阪神・九州間のモーダルシフトを促すための施策』
ガッツふりかけ(流通科学大学・清水信年ゼミ)
『さぁ、クルーズ女子会をしよう!』
I-1グランプリとは・・・
流通科学大学が2009年から行っている『課題解決プログラム』。
社会に新しい価値をもたらす変革(イノベーション)を起こす知恵を備えた人材育成を目的として、企業が直面している課題を学生らしい視点やマーケティング手法を活用して解決・提案する企画です(2017年度より、名称を新たに【I-1グランプリ】として実施)。
テーマ概要
メインテーマは「若者向けカジュアルクルーズの提案」。
メインテーマの下、以下の5つのサブテーマの中から各チームで取り組むテーマを決定してください。サブテーマに関しては1つだけではなく、複数を満たす発表もOKです。
- フェリー到着地での若者向け弾丸フェリーのモデルプラン作り(神戸・大阪・大分)
- さんふらわあ乗船記念になる新グッズ商品企画
- さんふらわあ船内での新サービスおよび船内イベント提案
(例:星空教室、音楽イベント、ヨガ教室など) - 阪神・九州間のモーダルシフトを促すための施策
- 2022年就航・日本初のLNG旅客フェリーのプロモーション企画
※ ターゲットとする若者=10代後半~20代
スケジュール
9月8日(水)~10日(金)フィールドワーク①
さんふらわあ体験乗船(神戸⇔大分航路)
10月6日(木)15:00~17:00 開会式
株式会社さんふらわあご担当者様より「テーマ解題説明」および会社紹介
10月22日(金)~24日(日)フィールドワーク②
さんふらわあ体験乗船(神戸⇔大分航路)
11月10日(水)15:00~ 中間プレゼンテーション会
終了後、本学マーケティング教員によるミニ講義を開催予定
12月25日(土) 最終プレゼンテーション会(前半:予選、後半:決勝)
最終プレゼンテーション会終了後、表彰式
株式会社フェリーさんふらわあの公式サイトはこちら ⇒ https://www.ferry-sunflower.co.jp/